10年たっても | 輸入住宅を建てる

10年たっても

10年前、私たちの家が完成し、完成見学会を開催して多くの人に見学していただきました。

この日を家ができた日として、毎年家づくりを思い返しています。

 

決して順調ではなかった家づくりで苦労してできたこの家は、この10年間、ほんとうに穏やかに生活できる空間であり続けています。

 

それを実現するにはデザインやカラー、温度や湿度、静かさ、空気の質などさまざまな要素がありますが、それらがバランスよく含まれていることが快適さの答えだと思います。

 

作り手の想いも詰まったこの家は、ほんとうに多くの優秀なスタッフと、丁寧で誠実な仕事をする多くの職人さんが作ってくださった家です。

今でも顔が浮かんできます。

この先も大切に住み続けていきたいと思います。

 

最近はも輸入住宅という言葉を耳にする機会もほんとに少なくなりました。

時代はどんどん変わっていきます。

今後10年で家づくりは、環境を大きく意識した仕様にどんどん変わっていくのでしょう。

 

ただ性能だけで、住み心地が良くなることは難しいと思います。

人が、神社やお寺を観光するように、デザインやカラー、質感などが、人が心地よいと思える空間に影響すると思います。

 

家が求められる機能や性能がどんどん変わっていっても、むかしからある家らしいデザインや空間がある家も、存在し続けてほしいと思います。