8回目の誕生日と元号が変わった日
今日は家の誕生日(完成見学会の日をこの家の誕生日と設定した日)でした。
偶然にも本日元号が令和へと変わり、新しい時代へのお祝いの日でしたね。
新しい時代が穏やかで生きやすい時代になってほしいと思います。
家づくりというキーワードで平成を振り返りますと、個人的には平成10年ごろから家に興味を持ち、その後10年間、奥様と住宅展示場からハウスメーカーの展示場、完成見学会に参加しながら、自分自身の理想の家はなにか、どうしたらその家を建てられるのかということを考え続けた日々でした。
その時いちばん思ったのは家づくりは知らないほど損をするということ。
最終的にたどり着いた家は、一年中快適で穏やかなな生活ができ、時代が変化しても変わらない価値と魅力を感じる家ということだったと思います。
(8年たってだんだんボヤけてきましたが)
平成の後半、度重なる自然災害の影響もあったのか、住宅性能は大幅に基準があがって、高性能な建材や工法が多く採用され、マニアックな研究までしなくても、高性能な住宅に出会えるようになったと思います。(私が家づくりをしたころは樹脂サッシはほとんど採用されていませんでした)
自然エネルギーの活用は、一般的に取り入れられるコストまで下がってきて、今や大きな屋根に大きな太陽光パネルが載った家が多く見られます。
快適性能に必要な全館空調はエネルギー面で不利ですが、住宅性能に自身のあるメーカーなどは、オプションの提案に取り入れられています。
今後もどんどん住宅性能は向上していくのでしょう。
うらやましい限りです。
ただ私の家づくりで大事にしていたキーワードの時代が変化しても変わらない価値と魅力ということに関しては、もっと素敵なデザインの家が出てきたらいいのになと思っています。
京都の歴史ある建物や海外の美しい洋館でなくても、いつまでも変わらない魅力を持つデザインの家が私たちの建てるマイホームでも実現できる方法はあると思います。
8年たって、私の家を建ててくれた地元工務店のHPのトップページに、今になってこの家の写真が使われています。
いつまでも変わらない魅力のあるデザインはあるということだと思います。
私が家づくりを相談されたら、変わらない魅力のあるデザインも大切にしてほしいと、お話ししています。
性能や間取りと同じようにデザインもよく考えてみてはいかがでしょうか。