時代とともに進化する性能 | 輸入住宅を建てる

時代とともに進化する性能

先日、私の家を建てていただいた安城建築さんで現在建築中の現場を見学させていただく機会があり、久しぶりに建築中の家を見学してきました。

出来上がった建物を見るのも楽しいですが、やはり建築中の建物には、これからどんなふうになっていくのだろうか、期待と楽しみがあります。

わくわくしました。

同時に、いろいろなところが進化しているということがよくわかりました。私が家づくりをしたのが6年前。

家づくりの当初から性能には関心をもっていましたので、家の性能についてもよく勉強しました。

私の家は、樹脂サッシ(ダブル)、吹付断熱(30倍発泡(熱伝導率0.022(w/m.k))、天井にアルミ遮熱材を使用しており、2011年時点では、かなり高いレベルの住宅性能だと思ってます。

現在も快適に過ごせておりますし、電気料金も想定以下の料金だったので、正しく施工され十分な性能を発揮しているのだと思います。

 

快適な全館空調ですが、建物の性能自体が悪ければ、その快適性を発揮できないばかりか

高い電気料金を払うことになってしまいます。

電気料金が高いと、快適な温度設定をためらうようになり、全館空調の恩恵を受けにくくなってしまいます。

 

そういう私自身も、当初は、十分に暖かい、涼しいというレベルで生活していましたが、いまはブランケットなどを

使ったり、少し工夫をすることで、電気消費量を抑えています。

アズビルの全館空調は、一日に数回、温度設定を変更するスケジュールが設定できるので、人にあわせて温度設定を変えています。

 

今回見学させていただいた建築中の建物は、樹脂サッシはトリプルガラスとなっており、壁面にもアルミ遮熱材が施工されていました。

当時はそこまでの仕様が求められる世の中ではありませんでしたので、私からしますと、なんともうらやましい限りでした。

私の家よりさらにエネルギー消費量が少なくて快適にすごせるのでしょう。

 

いまでも時々新築の家を見学させてもらう機会がありますが、平均的なコストの家でも吹付断熱を選択できる時代です。

この数年で住宅性能が大幅に向上したことはとてもすばらしいです。

限られた資源を大切にしつつ、快適な生活ができるように、今後もどんどん進化していく過程を、楽しみに見ていきたいと思います。

 

壁面に施工されたアルミ遮熱材

天井面に施工されたアルミ遮熱材

遮熱シートと違い2枚のアルミ箔の間に空気層があるため性能が高い

トリプルガラスの樹脂サッシ

吹付ウレタン断熱(30倍発泡のものはプラスチックのようにカチカチになる)

ウレタン断熱の壁

北米式2×4工法は現地でパネルをくみ上げていくため、パネル間の隙間が発生しない