エコハウスのウソ 増強改訂版
知り合いなどから家づくりを検討しているというお話をお聞きしますと、一度読んでみてはとおすすめするのが「エコハウスのウソ」という本です。
どのような本かといいますと、家の気密、断熱、空調や温度、環境などなど、数値やデータなどを紹介しながらわかりやすく説明しています。
こういった情報は非常に基準がわかりにくく、ほんとはなにが良いのか、どこまで考えたらいいのかよくわからないです。
そういう知識は、最初は住宅メーカーのパンフレットや仕様の紹介資料などから情報を集めるのですが、いろいろな製品がどのようにどれだけ違うのか、A社とB社の仕様の違いはどれぐらい住み心地に影響するのか、ほんとによくわからないことが多いと思います。
そういったことをイメージしやすい言葉や表現に置き換え、客観的な数字を使いながらわかりやすい説明をしているのがこの本の良いところだと思います。
私が家づくりをしている時に、この本に出合っていたら、悩みも少し減っていたのではと思いました。
性能面やいろいろな素材なども重要ですが、依頼先を選ぶ上での注意すべき点など、私の拙い文章力で伝えきれていなかった大事なことが、わかりやすく、すばらしい文章で表現されております。
家づくりで大切な、住み心地という性能。
住み心地は家に関わるいろいろなものやコトの集合体で出来上がっています。
窓性能が良ければ。
断熱材が高性能なら。
一つだけ優れていても、快適な住み心地は実現できません。
そんなことをこの本を読んで感じられたら、とてもいい家づくりが実現できるのではと思います。
本の説明の中で「信頼できる会社を見つけられれば「8割成功」」という言葉が書き記されています。
私が大切に思っていることのひとつです。
できるだけ多くの見学会や展示場に足を運び、自分にとって、一番いいと思える会社を探し、思いを大切に、丁寧な仕事をしてくれる会社と出会って、一人でも多くの方が、素敵な家づくりができたらいいなと思ってます。