モデルハウスまでサイクリング | 輸入住宅を建てる

モデルハウスまでサイクリング

私の趣味のひとつに自転車があります。

きっかけは中年になり少しばかりふくよかな体になってきた8年前に、ロードバイクの存在を知り、カッコよさに惹かれて、それから細々と時間を見つけては乗って楽しんでいます。

 

本日は天気も良くサイクリング日和でしたので、久しぶりに私の家を建てていただいた安城建築さんのモデルハウスまで午後からお出かけしました。

 

地元の建設会社ですので、異動も無く、今でも私の家づくりに携わったメンバーがお仕事をしておりますので、気兼ねなく立ち寄ることができます。

 

一年に数回、サイクリングの目的地にしてます。

 

今日もいろいろな方がモデルハウスにお見えになっており、色々お話しすることができて楽しい時間を過ごしました。

 

打ち合わせにお見えになっていた、家づくりが終盤のお客様は、現在建築中の素敵な写真を見せてくださり、とても楽しそうにお話しされてました。

 

それは細部まで職人がこだわって手掛けた装飾の一部で施主さまが一番こだわった部分のようでした。

すごくうれしそうにお話しされているので、こちらまで幸せな気分になりました。

 

家づくりの入口にいるお客様ともお話しすることができました。

中部地方に数年以内に必ず来ると言われている大きな地震について不安を感じていらっしゃるようで、耐震性について気にされていらっしゃいました。

 

私はあまりお話しするのが得意では無いので、うまく伝わらないことも多いのですが、今日を振り返って言ってあげられなかったことがあったなと思って、ちょっと反省でした。

 

どこにお願いしようか悩んでいらっしゃる方に、ちょっと相談されたときに、よくこんなことをお伝えしています。(シロウトなので、どこまで参考にされているのかわかりませんが)

 

①家は車とは違う。

②図面が素敵でも、いい家が建つとは限らない。

③自分の一番大切にしていることに気づくこと。

 

①家は車とは違うというのは、同じ材料を使って、同じ仕様で建築したとしても、建設会社によって差があるということです。既製品の家具やキッチンなら問題ないでしょうが、家は職人さんや監督のスキルによって、出来上がりの品質が大きく変わると思います。

建築見学会や施工事例をよく見て、出来栄え品質をよく確認したいところです。

 

②図面が素敵でも、いい家が建つとは限らないというのは①とほぼ同じですが、とっても素敵なプランが出来たとしても、それを形にできる職人や監督がいなければ、まったく違うものが出来てしまうということです。

私が最終的に、今の建設会社を選んだ理由の一つに、施工能力の高さがあります。素敵なプラン図を細かい図面にして細部まで美しく仕上げられた家を何度も見学会で見ていましたので、安心感があったのです。これも建築見学会や施工事例をよく見て確認したいところです。写真では良さが伝わってこないこともあります。建てられた実際の家を見て感じましょう。

 

③自分の一番大切にしていることに気づくことがとても重要です。とにかく頑丈な家で安全を重視した家に住みたいとか、デザインの素敵な家に住みたいとか。自分のほんとの気持ちをちゃんと理解していないと、大幅値引きのキャンペーンなどに魅力を感じてしまい、自分がほんとうに建てたかった家に辿り着かなくなってしまいます。少しでもお値打ちにいいものを手に入れたいところですが、そもそもその家の適正価格がどこのあるのか、値引き後の価格が真の通常価格なのか、シロウトにはわかりませんし、お得に手に入れた満足感は何年も続かないでしょう。自分の大切にしていることをよく理解することで、ほんとに良いと思っている家に辿り着くのだと思います。

 

家は色々な建材や機器の集合体で、なんとなくそれを個別に比較してしまい、どこの会社の仕様が一番いいのか比較してしまいがちですが、上記の3点は、いずれも人の技や能力、思いであって、物質として比較できない部分なのです。

でもその部分がとても重要だと、家づくりを振り返ってみて、再認識しています。

今はインターネットで商品を購入するのが当たり前なので、情報を分析しどの商品を選ぶのかご自身で判断される方も多いと思いますが、家に関しては、写真だけでなく実物を見て感じ、つくる側の人を感じて判断の材料の一つにしたら良いのではないかと思います。
 
家をたてる私たちにとっては、たった一つのかけがえのない家を建ててくださる会社なのですから、自分がここだと信頼できる会社をがんばって見つけられるといいですね。
 
文章とは関係ありませんが、先日壁で汚れたドライウォールを塗料で補修。
こういう時は塗って仕上げてある壁の良さを実感します。