資料と実物と | 輸入住宅を建てる

資料と実物と

私も10年にわたって、いろいろなメーカーの資料を集めましたので、建てたあとに処分した資料は、相当な数がありました。


はじめのころは、いろいろな数値を比較したり、性能に関心したり、ブランドイメージも関心のひとつでした。


ただ、途中から気づいたのです。


家は車のように、工場で精巧に作られるものではない。(一部の家は工場で精巧に作られていますが・・・)


カタログでは美しくても、実際に建てられたものは、美しいものもあれば、仕上がりの悪いものもあるということを。


仕上がりや、その建物が持つ魅力は、やはり、実物を見なければわかりません。


同じ材料でも、手間をかけて仕上げていれば、仕上がりは違うと思いました。


大手ハウスメーカーでも、その仕上がりは、下請けの施工業者さんによって、違いが出てるのだと思います。


ある地域の外壁は、パネルとパネルの継ぎ目がきれいに目立たないのに、ある地域の外壁は、段差がひどく目立ってしまっていたり、最後は人の手が大きく影響するものだと感じました。


家にいろいろ求めない人なら、それほど気にする必要はありませんが、できるだけいいい家(自分にとって)がほしいと思っている人は、自分が候補に挙げた家を、よく見ることが重要だと思います。


見れば見るほど、その違いに気づき、自分の本当に希望している理想に自分自身が気づき、理想に近づくことができます。


自分のほんとうにいいと思える家を、自分自身が知るということは重要だと思います。

家を建てたあとに、こうすればよかった、ああすればよかったと、思うことが少なくてすむと思います。

(ゼロにはなりませんが)


どうか急いで建てないでください。




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