メガソーラーたけとよ 太陽光発電 電力を考える
わたしの家には太陽光発電のパネルは載っていませんが、太陽光発電には興味があります。
本日、中部電力武豊火力発電所の敷地内にあるメガソーラーたけとよに見学にいきました。
家から10分くらいのところにあり、ナゴヤドーム3つ分の敷地に、太陽光パネルが敷き詰められています。
広大な敷地に約4万枚のパネルが設置されている姿は迫力がありました。
ただ、出力は天候に左右されることや、夜間は発電できないことなど、供給する側の手段のひとつとして扱うのはむずかしいということや、対岸に見える、碧南火力発電所の発電量1時間半分と、このメガソーラーの1年分の発電量が同じという話をお聞きし、再生可能エネルギーの使用を増やしていくことの難しさもよくわかりました。
この施設、本気で発電するよりも、その難しさをわかってもらうためにある施設なのかとも思ってしまいました。
また休日にもかかわらず、武豊火力発電所の所長さんが自らマイクを持って、今の電力の現状や取り組みなどを、見学者に真剣に話をする姿は、いまのいろいろな報道にも、いろいろな思いを感じて、自ら話をして、伝えようという気持ちがよくわかりました。
いま、まわりの国々では原発が多く稼動し、また、原発を建設する計画も、まだまだあります。
所長さんは、中国で多くの原発が稼動し、まだまだ増える現状に、技術者が不足し運転に対する危うさを指摘されておりました。
日本が原発を考え、停止しても、お隣が事故をおこしたりする可能性もあると考えると、簡単な問題ではないと思いました。
隣接する武豊火力は、去年の浜岡原発停止のため、急遽稼働させた
40年の歴史をもつ古い発電所。長期運転休止状態となっていた2年前、再稼働するために苦労をまとめた記録ビデオの上映も
ありました。
電力を取り巻く環境がかわりつつある今、見学してみては、いかが
でしょうか?
確かに古そうな武豊火力発電所
規則正しく並ぶたくさんの太陽電池パネル
見学用展望台では現在の出力がモニターできます
衣浦港の対岸にある碧南火力発電所は新しく出力が大きい石炭を燃料とする発電所。
我が家の2Fからはどちらも見えるので、煙突の煙で稼動状況がわかります
太陽電池パネルは、寿命も長く、燃料も必要としないため、いまよりも効率が上がり価格が安価になって、普通の住宅に当たりまえのように搭載される日が来るといいと思いました。