今建てようとしている家、将来誰かがほしいと思う家ですか?
BSを見ていたら、建築家が家の寿命について語り、建てた物を壊さないことこそ環境にやさしいというような趣旨のお話をされていました。
以前私の家を建てた会社の社長さんから、まったく同じような話を聞いたことがあります。
日本の家の寿命が短いのは、性能や耐久性に問題がある場合と、まだ住める家でも、住み続けたいと思うようなデザインでは無いことがあるのではないでしょうか?
すばらしい和の家であれば、すてきな洋館の家であれば、シンプルでモダンなあきのこない家であれば、手を入れて、すみ続けたいと思うのではないでしょうか?
それを自分が家を建てるときに、思い出だしてほしいのです。
安価な家を建てようと思っている人には関係ないと思っている人もいるかもしれませんが、ちょっと気遣うだけで、とっても素敵な家になると思うのです。
日本でよく見るのが、北玄関の建物だと、玄関はあるものの、ほかの窓の位置や大きさがバラバラで、きれいに並んでいません。
機能や間取りを優先させた結果だと思うのですが、道路側から見える姿こそ家の印象のすべてになってしまうと思うのです。
道路に面した部分は、家の顔ですので、窓の位置をそろえるとか、大きさを合わせるとか、そういう気遣いひとつで、素敵な感じになります。
何年たってもいいと思える家を、これから建てる人にも、建ててほしいと思ってます。
たくさん勉強した分だけ、同じ予算でもいい家が建つはずです。