家の強さ | 輸入住宅を建てる

家の強さ

最近豪雨や台風が来て、新しい家も過酷な状況にさらされていますが、家自体、全然ビクともしません。
施工中、職人さんが口をそろえて、この家はビクともしませんよ。って言っていた意味がよく分かりました。

わたしがいままで住んできた一戸建ての家は、こういう天候ですと、いつもがたがた音がしていましたので、違いに驚くばかりです。


私の新しい家は2×4ですが、現地で1ヶ月ぐらいかかって、フレーマーさんが建てた2×4です。

施工中なんども見学しましたが、部材ひとつひとつを、ぴったり合うように、なんども確認しながら組み上げてもらったのを覚えています。


床と壁が一体となった構造
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2F天井面に構造合板でフタをしてあるので、建物が完全な6面体となっている

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工期が長いので、雨にぬれる可能性が高いというのが欠点もありますが、毎日すこしずつできていく家を見ることが出来て、安心感と満足感がありました。


私の家は地元の工務店が建てる家で、もっぱらデザイン性に興味をもたれる方が多くいますが、性能面でも妥協無い家になっています。


先日気密測定をしたところ、C値=0.98というデータが出たそうで、この数値なら、どこに出してもそん色ない数字で、ちょっとうれしくなりました。


私は最初、数値ばかりにこだわっていたいましたが、最終的にそれ以外にも重要なことがたくさんあると気づき、数値以外のデザイン性や住みやすさにこだわって家づくりをしました。
ただそうできたきっかけは、依頼先の家作りや考え方で、ベースとしているものの性能が、かなり高水準だとわかったからでした。

あまり性能面を大げさにアピールしない会社でしたが、いろいろ聞いてみると、実際いろいろな経験を重ねて、いいと思う性能とコストのバランスのとれた家づくりをされていました。

ですので、あえてそこを気にすることなく、建物の美しさや、住みやすさをメインに考えながら家作りをすることができました。
ただ、あらためて気密測定をした結果を見て、すばらしい結果を見ると、納得するものがありますし、判断は間違ってなかったと実感します。


私の家は全館空調ですが、40坪を超える床面積に高い天井高で、当初3馬力では広さに対してスペック的に下回っていて、真夏に十分冷えない可能性があると言われていました。

ですが、最近の34℃を超える日でも、寒いぐらい空調は効きますし、6月のドライ運転時には、何度も室外機が止まっている状態を見ました。
それに加えて、2Fと1Fの温度差は体感上ゼロに近く、どこにいても同じぐらいの温度です。
これは想像以上の快適さです。(トイレは若干涼しいですが・・・)


ただ、こんなに快適なのに、光熱費のコストは、前の家より下がっています。


前の家は鉄骨造、低気密低断熱の家で、屋根勾配が低く、夏の2Fは、屋根の熱がまともに降りてきて、灼熱の空間になり、冬は隙間から、冷たい空気がどんどん入り、あっためてもあっためても寒くて、布団からは出られないし、コタツからも出られない状態なのに、光熱費は家賃並みでした。

それに比べれば今は本当に快適で、しかも省エネです。


家電はどんどん買い替えできますが、家の性能は簡単には変更できません。

数値だけではわからない、ほんとうに性能の高い家を見抜いて、家作りのパートナーに選択していただければと思います。