完成写真(室内5)
MBR、2FDEN →
この家で、一番の思い入れが入っているのがMBRと2F DENです。
輸入住宅というよりは、明治の洋館のような感じで、カラーリングも、かなり濃い配色になっています。
結婚後、はじめて自分の机(書斎もですが)を手に入れましたが、固定した居場所があるというのは、ほんとうにおちつきます。
MBR→
要望に入れたもののひとつに、MBRから浴室、洗面へアクセスできることがありました。
朝、かならずわたしがシャワーをあびるので、動線を一番短くしたかったのです。
結果的には、ホテルのようなつくりになって、ちょっとかっこよかったりもします。
室内は濃いブラウンのカーペットで、足ざわりがよいです。
あと、とても迷ったのが、ベッドのサイズ。
もうすこし部屋を大きくできればよかったのですが、収納との兼ね合いもあり、そんなに大きくありません。
ベッドのサイズをクィーンにするか、キングにするかで、かなり迷いました。
キングにすると、マットがシングル二つにでき、それぞれ違う寝心地のものを使うことができますので、相手の動きを気にすることなく休むことが出来ます。
ただ、部屋いっぱいにベッドが来てしまう感じになってしまうので、どうしようかと。
結果的には、やはり快適な睡眠を最優先に考えて、キングサイズにしました。
ベッドのカバーやクッションは1セットになっていて、最初に見たときから、必ず使いたいと思っていました。
実際には、好きな枕にタオルケットなどで寝ているのですが、朝起きて、ベッドを整えると、簡単にキレイにできるので、結果的にはよかったです。(結構なお値段でしたが・・・)
DEN→
DENの機能としては、最初から、塔の形に沿って、書棚と机を作りたいと思っていました。
ただ、結構大きな作り付けの家具になるので、最初は言い出せず、途中、ある程度目処がついたところで、現場監督に相談し、お値打ちに作ってもらいました。
私のガラクタをしまっておくところはどこにもないので、書棚というよりは、収納が必要でした。
塔の形状に沿って机と書棚があるのは、思った以上にかっこいいです。
あとこの部屋には、この家最大のデコレーションが施してあります。
明治建築をモチーフに、天井と壁をコーディネーターがデザインし、現場監督が図面化して仕上げました。
もともと塔の部分で、天井高が3mあり、何もしないと寂しげな印象となりそうだったので、なにかしたいという思いがあったのですが、あまりお金をかけることもできないので、低予算で素敵にお願いしますと、依頼していました。
結果、モールなどは極力使わず、石膏ボードを加工したり、いろいろ工夫もしてもらって、迫力のある素敵な空間になりました。
多分、ハウスメーカーでは予算的にも手間的にも実現できない、地元工務店ならではの、素敵な空間となりました。
わたしの家には、手間を惜しまず、職人さんたちが手間をかけて作ってくれたものが、たくさんあります。
工務店の信頼を築いてきた職人さんたちは、いささか現場監督の言うことも聞かずに、コストに合わない作業もしていて、現場監督の「ここに何日かかってんのか・・・」というつぶやきも聞きました。
何度も作業を拝見しましたが、いいものを残したいという気持ちが伝わってくる作業でした。
一生懸命、手間をかけて作ってもらった家を、ほんとに大事にしたいと思っています。
センターはつやなし塗装で、巨大メダリオンのように。
我が家の象徴である塔の部分を、内側から見ても美しく。
私が60歳になっても、変わらず居心地のよい空間ができあがりました。