完成写真(室内3)
リビングと1F DEN
リビング→
リビングで、一番取り入れたかったものは、二つです。
それは、カーペットと、ステップダウンの床。
バリアフリーな世の中に反しますし、お掃除ロボットは使えませんが、高さに変化があるのは、意外といいです。
通常生活している高さより、一段低い位置にいるということで、へんな落ち着き間もありますし、視線がずれることによる居心地のよさもあるのかもしれません。
多少ですが囲まれ感もあります。
それに段差に座ることも出来て、それがなかなかいいです。
ほんとは600mmぐらいを2段でステップダウンしたかったのですが、日本で建築する以上いろいろなところで、不都合が発生しそうでしたので、出来る範囲で実現させました。
もともと1Fは天井高が2700mmありますので、ステップダウンするとさらに天井が高く感じます。
あと、カーペットはふみ心地満点です。
人が足の裏から感じる情報は多いと思うのです。
ふかふかなじゅうたんのホテルに行くと、優雅な気持ちになります。
それに加えて、長年畳で生活してきた、私には、直接床に座っていたいという願望があります。
フローリングは清潔感もありますが、足にはやはりムクでも硬いです。
カーペットとふかふかで大きめのソファーは、想像以上のくつろぎ空間になりました。
あと、天井ですが、周りが下がっていて、2段になっています。
デザイン的にに下がり天井を作ることもありますが、私の家の場合、下がった部分に全館空調のダクトが入っていますので、必要なデザインだったのです。
段差を生かしてモールなどで装飾することによりフォーマルな印象になるのと同時に、真ん中に来る照明とメダリオンを際立たせています。
リビングの機能としてもうひとつ。
ホームシアタールーム機能も持たせています。
これは前の家から移設してきたもので、ベーシックな機能で安価なシステムです。
本格的なホームシアターではありませんので、それなりですが、カーテンボックスと同じ要領で100インチのスクリーンボックスと、5.1Chのスピーカーが置けるような棚を5箇所に用意しています。
スピーカーの角度や高さは、本来の位置からすれば、いまいちな場所に設置されていますが、部屋自体の雰囲気を壊さずに、できていると思います。
今は液晶もプラズマも安価に購入できますが、数年前は100インチのシアターシステムと32インチの液晶TVが同じような価格でしたので、シアターシステムを購入して、映画を何本もみました。
ただ、前の家は、低気密低断熱の家だったので、シアターシステムが設置されている1Fは、冬の間、かなり寒く、使用できる期間が限られていました。
今度の家は出番が増えそうです。
あと、ダウンライトを設置しました。
私はダウンライトのあたたかな光が大好きで、今までの家も設置して来ました。
今回は贅沢に、ダウンライト用のコンセントを作って、調光機能をもたせました。
状況によって明るくしたり、ぼんやりとつけたり、いい感じです。
DEN→
DENというか塔の部分にあたる1Fの部屋です。
自転車が趣味で、最初この部屋は自転車を整備したりするスペースにする計画がありました。
(奥様はお茶を飲むスペースとおっしゃっていますが)
そういう経緯から、床はキッチンと同じフロアタイルとなっています。
リビングとは、床の高さも床材も違うため、リビングとつながっていますが、空間に変化をもたらしています。
小さなテーブルと椅子を置けば奥様のご要望どおりになりますし、自転車を置けば私の要望に近づきます。
窓から見える景色はただの北側道路ですが、ポーチがその間に見えるので、いい感じになります。
ただ、間取り重視、スペース効率重視であれば、この場所はもったいない空間です。
収納の一つや二つあったほうが、使いやすい家にはなると思います。
私の家では、外観のバランスを最優先に考えた結果、同じ広さの四角い家よりは、収納などが効率よく配置されてないとも思います。
私たち自身はこの空間をとても気に入っています。
リビングとダイニング。
天井の段差とモール&クラウン。
ダウンライトとBDレコーダ+プロジェクター
1F DEN