ドライウォールとサイディング工事②
ドライウォールの工事が始まりました。
私はあんまり壁紙が好きではなく、家を建てるなら壁紙は使いたくないと思っていました。
土壁や板が張ってある田舎の家で育ったため、どうしても壁紙に馴染めないのです。
結婚してからも、奥さんの実家が左官屋さんなこともあり、今の住まいも、すきな色の土壁がぬってあります。
土壁は独特の光の反射と質感が好きです。
ドライウォールも、そんなところに通ずるものを感じました。
その質感の良さで、部屋全体の雰囲気がよくなり、照明の光も優しく反射します。
私の建てている工務店は、ドライウォールが標準となっています。
豊富な施工実績と、最良な施工方法によって、生み出す美しい空間を、今まで完成見学会でたくさん見てきました。
わたしのお家も、それらを手がけた職人さんに仕事をしてもらっています。
わたしが建築会社を選んだ判断基準は、まず自分の好みの建てている会社であること、仕様や性能がしっかりしていること、そのほかいろいろありますが、施工実績を見て、いい仕事をしている会社であることも大きな判断基準のひとつでした。
家は車ではないので、同じ仕様で作ったとしても、現場にかかわる人たちの手で、大きな差がでてしまうことは事実です。
せっかくいい材料を使っているのに、雑な施工のせいで、残念な感じになってしまっている建物も多く見てきました。
いい仕事をしている会社を見極めるにには、色々な見学会に足を運んで実際の施工例を見るしかないと思います。
ボードとボードの継ぎ目に和紙を使ったジョイントテープを使いパテで接着していく、コーナーが緩やかに薄くなっている専用のドライウォール専用の石膏ボードのため、継ぎ目となる部分にパテがのせやすい。
ニッチの複雑な曲線はフレキシブルコーナービートと呼ばれる部材でアールを作る
外壁サイディング工事は、やっとすべてのサイディング張りが終わりました。
このあとコーキング処理し、いよいよ装飾部材などの施工が始まります。
ここから一気にかっこよくなるはず。
楽しみです。
外観で一番細部にこだわった2Fの塔の部分の窓にも着手。
窓上に飾りが来て屋根下にはモールが来るのですが、両方の隙間がありすぎても、少なすぎても見た目のバランスがおかしくなります。
現場監督ともいろいろ打ち合わせし、さらに現場でも収まりを確認しているので、最良の形になるのではと期待しています。
職人のコダワリと技です。一枚のボードを屋根との取り合わせにあわせて、複雑な形状に加工しています。