エスコートは、息子君。

秋晴れの青空の下、赤や黄色の街路樹の風景が、後ろへと流れる中を風を切り、

無蓋のロードスターは一路、益子へと・・・・・、

と、書き出したかったのですが・・・・、残念ながら、今年はあいにくの鈍色の重い空。

無蓋にしたら、風邪引きそう。

暑い10月だったためか、通り抜ける街並みの街路樹は、色づきを見せず・・・・・・

せっかくの息子と久し振りのデートも、盛り上がりにかけるなぁ・・・・。



11月2日、益子陶器市へ行ってきました。



あら、みなさん心配してくださいました。ご主人はどうしたの?って。

ロードスターは二人乗りですもの。もちろん置いてけぼりよ~♪

一人で留守番、いやどこかにお出かけです。

寂しがっていないとは思います。

だって、「花見につきあうのは我慢できるが、陶器を見て歩くのは我慢が出来ない。」って。

ハナから付き合いたくないのですもの。

でも・・・・・・少しは淋しかったのかしら?

 「今、何処?」って、二回ほど℡がありましたから・・・・。





「素敵な店を見つけておいたよ。」と、息子がまず案内してくれたのは、Cafe Fune

隠れ家のような森の中に佇むカフェ・レストラン。http://www.cafefune.jp/
(お店の写真を撮り忘れたので、興味がある方はリンクしたHPを見てください。↑ )


入り口の看板を見落としてしまいそうな細い道が行き着いたところに、

おめあての民家をお店に改造したカフェがありました。




陶芸家の息子さんが作った素敵な器(本当に素敵だった~♪)に、

レストランオーナーのお母さんが作ったおいしい創作料理が盛られて提供される、お洒落なお店です。

いかにも陶器の街のレストラン♪ 食事の後の陶器めぐりの楽しみがいっそう膨らみます。

息子君、美味しいものと美しいもの、その後の楽しみと、素敵なシチュエーション設定をありがとう♪





ディッシュ・メニューは4つ。フーネプレートを選びました。



グルメ・カフェフーネ



新鮮な生野菜とボイルした海老、ポテトサラダが黒い器に盛られて、食欲をそそります。

丁寧に皮を湯むきした真っ赤なトマトのコクある甘さが、とりわけ美味しかった♪






グルメ・カフェフーネ 


ダイスにカットされた野菜の旨味が生きたミネストローネ・スープ。





グルメ・カフェフーネ 




3種類のオードブル(牡蠣のパン粉焼き、南瓜とスライスアーモンドのサラダ&豆腐のゴマ風味のマリネ)

鶏もも肉のソテーバルサミコソース、   そして2種類のパンが、

ワンプレートに彩りよく盛りつけられていました。

どれも美味しかった! お料理が盛られたお皿にもうっとり。

息子さんの作品が並べられたギャラリーも併設されていましたよ。

(高くて手が出ないよ~・・・・・・。出るのは、足ばかり~。)





支払いのカウンター上には、こんなものをみつけて、頬が緩む。


グルメ・カフェフーネ       鬼灯で作った幻想的なランプ。


                      中のLEDのライトが、青白い光を放ちました。





美味しいものをいただき、お腹も心も満足して、さていよいよお目当てのもの探しの始まり始まり~。

陶器のテント巡り開始です。





今回の1番のお目当ては、「土の家」さんの作品。

あらちこちらと覗きみながら、お楽しみは最後に・・・・やっとお目当てのテントに辿り着いた頃は

小さな雨粒が落ちてきて、暮れかかってきた空がさらに薄暗くなりました。

店じまいを始めた所だったけれど・・・・・・セーフ!

「昨年ブログに載せさせてもらいました。」とお話しすると、(2012Nov.「益子秋の陶器市Ⅰ」.)

覚えていてくださったのが嬉しかった。しまいかけた作品を また並べてくれました。




益子陶器市 



益子陶器市


「クルクルまわすロクロのかわりに、手のひらでコロコロと粘土を転がして、

ほっこりふんわりころんころん ♪

使ったその日から手に馴染むそんな器や小物をゆっくりと作り続けていきたいです。」




作品と一緒に袋に入れてくれたカードには、そう書いてありました。

作り手の熱い思いは、私の心に届きます。だから彼女の作品に引かれます。

本当に、温かいのだもの 

コロンコロンとした形を掌でそっと包み込むと、手作りの温もりがじわ~っと伝わり、

ハートもほっこり。

細い細い一筆にまで気を抜かない緻密なライン。

何度も何度も色を重ねて出てきた渋いながら、懐かしさを感じる色合い。

どちらかというと洋のモチーフがデザインされているのに、何故かノスタルジーを感じるの。

今回、1番手に入れたかったのは、針刺し! 2番目はプレゼン用に小物入れ。

それから・・・・・・出来たら、ミニ額絵も・・・・・・。ちょっと欲張りかな。




益子陶器市 




次に来たときは必ず針刺しをと、ずっと思い続けていたのです。

針を刺す部分のクッションは、足利銘仙の絹織物を使い、作家さんのお母さんが

一つ一つ手作りしているのだそうです。

こちらも娘さんの手作りに負けず劣らずの細かい針目と、ふっくらとしたフォルムの温もり。

母娘の協同作品が、温もりをより深いものにしているのですね。

取っ手の細い針金にぐるぐる巻かれた布だって、やっぱり、ほんわかです。





他にも3つ、手に入れました。 益子陶器市


羊と風船の絵が優しい小皿を1枚、それから色違いの小物入れ、プレゼント用を2つ。




この小物入れ、昨年買った物とお揃いです。    


益子陶器市    


山で拾った木の実を盛って遊んでいます。秋の気分満載~♪






   これも昨年手に入れたミニ額絵。



                  小さい方のをもう一つ手に入れて、三つ並べて飾りたいのですが・・・・・・

                                      今回はお気に入りがみつからなくて・・・・・。

                                          次回の楽しみに残しておきましょう。







もう一人のお気に入りの作家さん(川田さん)の作品もゲットしてきました。



益子陶器市


サンキライの絵付けの角皿。 先日作ったサンキライのリースとマッチしていますよね。





益子陶器市


前回、手に入れカップとお揃いの角皿もゲット。 



濃いめのコーヒーと、片手でつまめるミニケーキやクッキーを乗せて、

一人でほんわかしたいときのブレイク用に使いたいな。