秋晴れの日曜日、流れる景色は赤・黄・橙・ハシバミ色・緑・・・・そして、青空・・・
なんだか絵の具箱に飛び込んだみたいで・・・・気持ちいい!
無蓋のロードスターで、息子君とデートしてきましたよ~♪ 益子・秋の陶器市。
11月1日から5日までの5日間、春より期間は短いのですが、
ずっと天気に恵まれ、人出も多かったようです。
早期職以来だから、5年になるかなぁ・・・・・・毎回欠かさず、春秋2回、陶器市に行っていますが、
今までうすうす感じてはいたけれど、今回、改めて納得したことがありました。
それは、「益子陶器市」ではなく、「益子の陶器市」なんだということ。
何、それ? どういう事? 一字違いで意味が違うの? 違います、全然、違います。
「益子焼き」という陶器名は、あまりにも有名で聞いたことがある方は多いと思います。
益子焼き(益子陶器)の市ではなく、益子で開催される陶器市なんだと確認し納得したのです。
県内はもとより、近県からも遠い県からも全国から
陶器屋さん、或いは、陶芸家の方達が集まってきていました。
いや、世界中からといった方がいいかもしれません。
外国人の陶芸家もたくさん参加していますよ。皆さん流暢な日本語で応対してくれます。
益子焼きの起こりは、19世紀末に隣の茨城県笠間から来た大塚啓三郎が開祖と言われています。
20世紀になり、益子焼きを「民芸運動」の名の下に一躍有名にした濱田庄司は、神奈川出身の人。
濱田を慕い、全国や海外から集まった陶芸家が住み着くようになり、今の陶芸の町になりました。
19世紀の生活雑器として作られていた昔ながらの益子焼きを作っている製陶所は、今はわずかです。
それぞれの陶芸家は好みの粘土を取り寄せ、「自分流」の作風で作陶しています。芸術家の町です。
もともと、益子の風土や人情が開放的で、余所者を温かく受け入れる包容力に満ちていたのでしょう。
だから、
年二回の「陶器市」に希望があれば、人種・国籍・他県民問わず、誰でも参加OKになるのでしょうね。
期間中の街には、陶器の店だけでなく、民芸品やクラフト、農産物、食べ物の店(テント)なども、
いろいろ、たくさん出ます。これも、あちらこちらから・・・・。
私が、出逢った中で、「驚き桃の木山椒の木」一番ビックリ仰天したのは、パスタ屋さん。
メニューは少ないけれど、本格的イタリアン・パスタを食べさせてくれる店。
店主とお話ししていたら・・・・・・・・、
毎年、陶器市の時期に合わせて里帰りするんですって。
嫁ぎ先のイタリアから東京へよ~、親孝行のために~・・・・・・・♪
そして、期間中は益子で出店。親は東京に置いて・・・・・?
とにかく楽しくて、本当はどっちが目的で帰国しているか分からないって、笑ってた。
益子には縁も所縁もなかったそうですよ、たまたまお姉さんが・・・・・・とか言ってたかな。
そんなわけで、陶器に興味がない人でもたっぷり楽しめる、大イベントなのです。
私は、もちろん陶器に興味あり、ですよ!
前置きが長~くなりました。
今回、ゲットしたのは、3人の陶芸家さんの作品。(正確には4人、ご夫婦1組)
今日紹介するのは、「土の家」さん。その名の通り、土の家がモチーフの作品が多い。
http://www.cc9.ne.jp/~tuchi-no-ie/ 「土の家」さんのHPです。クリックしてね。
前回、一目惚れしてゲットした小さな額絵。
とても気に入り、大切なものになりました。だから、今度も絶対にお気に入りを見つけたい!
掌サイズの小さな作品が多いのです。でもその緻密さや色合い、ぬくもり、個性といったら・・・・。
針刺しです。可愛いでしょう。これもゲットしたい一つ? 次回はね・・・・・・。
豆皿やカフェオレ・ボール、小皿・・・・・こんな可愛い食器でお茶したら、ぬくぬく幸せな気分に浸れそう♪
こちらは、珍しく大物でしたよ。洗面ボール用の陶器鉢でした。
下は、そのボールを受け、配水管を通す木製のラックです。表札は別。
行った日が最終日の前日でした。だから、めぼしいものは掃けてしまって・・・・・・とのこと。
それでも、お気に入りは見つかりました!
小さな額絵(約3×5cm)をゲット。
春にゲットした、大き目の額絵と並べました。
もう一つ欲しい!三つ並べたい! 楽しみは春に・・・・・。
こちらは、小物入れ(陶器の部分は、6×10×4cm)
持ち手の部分は、針金に細く裂いた布を巻き付けているようです。
クルミとスズカケの実を入れて、イギリス製のリスちゃんと一緒に出窓に飾ってみました
明日は、他の作家さんの作品を紹介します。