2月26日
新宿のTOHOシネマにて

【半径1メートルの君  上を向いて歩こう】を鑑賞






8本のオムニバスからなる映画
脚本も芸人や役者さんが書いたりと
面白い趣向をこらしている
・約10分程度の長さ
・基本的に演者が2人
・ワンシチュエーションであること
・ドキュメントでなく前向きな作品であること

いくつかのコンセプトありウインク
このコロナ禍の中で、元気を!という想いの映画です



〖真夜中〗
脚本……又吉直樹
小池徹平
シソンヌ じろう


薄暗いバーのカウンターで飲んでいる。芸歴13年目のお笑いコンビ"ユリイカ”の久保と担当マネージャーの花岡。
一時期人気を誇るも今は仕事が激減し、人のせいにしてばかりいる久保に、花岡は業を煮やして激しい口論となる。
久保の才能を誰よりも信じ、この世界で生き抜くための大切なことを、訴えかける花岡だが、実は、これが2人で飲み交わす"最後の夜”であった

基本2人なので、会話劇となる
じろうさんの芸達者なキャラ作り
これまた、いそうだわっていう上手さ!
小池徹平さんの熱いマネージャー役との掛け合いの面白さ
トップに相応しい作品かな!





〖まわりくどい二人のまわりくどい気持ちの伝え方は大胆でむしろまわりくどい〗


脚本……福徳秀介(ジャルジャル)
後藤淳平(ジャルジャル)
白石聖




小さなカフェを1人で切り盛りする店主のしおり。
そこへ同じ近所で服屋を営む本田さんが閉店間際に入ってくる。
残っていた手作りミルクレープを注文し、会話を楽しむ2人だったが、実は"好きな人”がいると告白する、本田さん。
その気持ちの伝え方を聞いたしおりは、気持ち悪るが……
まわりくどい2人のほっこり温かい純愛ラブストーリー


今回は、白石聖さん目当てでの鑑賞
とっても可愛いエピソード
お互い好きなのに素直になれず、まわりくどい告白をお互いしてて、すれ違ってる
めんどくさい性格なの(笑)
近くに、こんな綺麗な店長のカフェあったら通うわなぁ
ジャルジャルらしさが出てると感じたね



〖戦湯~SENTO~〗


脚本・監督……品川ヒロシ
般若
秋山竜次(ロバート)




ある銭湯に現れた2人の男。
なぜかウエスタンな格好で、番台のおばちゃんに偉そうな態度を取り、脱衣所や浴場でも我が物顔で振る舞う常連客の男に、もう1人の強面で寡黙な男はとうとうしびれを切らし始める。
さぁ、前代未聞の戦湯ラップバトルの始まりだ!
裸で叫びあう2人のバトルの行方はいかに!?



秋山竜次の良さ全開のキャラ
般若のラップも加わり
面白さアップ⤴️




〖やさしい人〗


脚本……高須光聖
倉科カナ
徳井義実(チュートリアル)



一瞬の出来事で、植物人間となってしまった女性。
絶望という闇の中を彷徨い、醒めることのない悪夢は次第に醜い怒りを増幅させていく。
そんなある日の午後2時、寝たきりの彼女に異変が起こる。
なぜ自分だけが不幸な目に遭うんだ?
何年経っても受け入れられない現実に、彼女の感情は爆発し、その怒りはある男性1人に向けられる

3分でいいから、やつに、このどうしようもない気持ちをぶつけられたら
もう思い残すことはない!!
神のイタズラか、彼女に3分間という時間を与えてくれた。
ありったけの文句や罵詈雑言浴びせ
二度と来るなと彼を追い出す
だけど、自分を諦めさせる彼女の優しさだったのね~
ホッコリさせてくれる物語でした❤




〖バックヤードにて〗


脚本……上田誠(ヨーロッパ企画)
水川あさみ
近藤春菜(ハリセンボン)




スーパーの店長らしき女性・ミクに万引きが見つかり、バックヤードで問い詰められる主婦のサナエ。
出来心だと言い張るが、バッグからは高価な金品や骨董品が次々と出てくる。
そんなサナエを未来からやってきた"タイムトラベラー”だと見破るミクだが、ミクもまたサナエを追ってやってきた時空局潜入捜査官だった!2人の目的は何なのか?
そして彼女たちを意外な展開が待ち受ける

何か不思議な物語だった(笑)




〖とある家のこと〗


脚本……福田麻貴(3時のヒロイン)
松井玲奈
山崎静代(南海キャンディーズ)




実家で母の遺品整理をしている姉の伸子と妹の葵の間には険悪なムードが漂っていた。
2人は性格も好きなものもすべてが正反対で、今日も激しい口論を始める。
お互いを罵り合い、『あんたが生まれる前からあんたのことが嫌い』と言い放つ伸子。
そんな中、母が書き記していた日記帳と共に懐かしいあの日の記憶が甦ってくる…



何だかんだいっても、やっぱり姉妹で家族なんだよね
意外と色んな人に当てはまるエピソードがあったかも!!



〖同度のカノン〗


脚本……粗品(霜降り明星)
海宝直人
亜生(ミキ)




病院へ入院することになり、沈んだ顔で病室のベッドに横たわる正彦。
そこへ友人の義正が見舞いにやってくる。
終始友達同士の何気ない会話が続くが…

病院での会話劇
ちょっと変わった趣向を凝らした物語
最初見せたストーリーを、同じ台詞なんだけど
会話がずらしてやる
これで成立するようにしてある
音楽もやる粗品ならではの脚本!!



〖本日は、お日柄もよく〗


脚本……丑尾健太郎
岡村隆史(ナインティナイン)
豆原一成(JO1)




登山から帰ってきた中年サラリーマンの佐久間昇と男子学生の浅田弘樹
二人は自宅で怪我の手当てをしてあげた若者に、"理想の親子”だと羨ましがられるが
『こいつは僕の娘にずっと付きまとっているストーカー』だと冷たく言い放つ昇
娘の大事な日にまでついて来ようとする弘樹に『ええ加減、諦めろ』と呆れ果てる昇だが…




岡村かんの朴訥な感じの演技がいい👍
亡き娘を想う父親で、その彼氏との会話も愛に溢れてましたね。




本当様々なタイプの物語で、面白かったなぁ
非売品のポストカードは、岡村さんでした!
聖ちゃんは当たらず😢
1番人気は、豆原一成さんのようですね!
芸人さんって演技上手だよなぁ


瞬発力や発想力すごいもんね。






2月20日に

新宿K’Sシネマにて

【短篇集 さりゆくもの】を鑑賞





こちらも予告を見て気になった映画だったので
舞台挨拶ある日に訪れた


全部で5本の短篇からなるこの映画


1本目は

〖いつか忘れさられる〗
この作品はサイレント映画で、サイレントだけど台詞あったんじゃないかと思える作品でした!

監督・出演・脚本……ほたる
銀座吟八
祷キララ
山下洋子
サトウリュースケ
戸奈あゆみ
石原果林
沢田夏子

(敬称略)

田舎の一軒家。
表札には渡辺家5人の名前。
朝の食卓に一家の母と父、高校生の娘、そして祖母。1人足りないのは音楽活動のために地元を出ているこの家の長男。
その日、通学途中の娘は、母親が車で走り去るのを見る。
母親が向かった先は地元から少し離れたターミナル駅のホーム。
そこで…


2本目は

〖八十八ヶ所巡礼〗
この作品は、山田芳美さんと出会いのドキュメンタリー

2011年夏
東日本大震災の後、東京から避難し、愛媛の実家に帰った。
小野は、小さい頃から見てきた故郷の風景でもある四国八十八箇所巡礼を撮影した。
その時、出会ったのは北海道からやってきた、山田芳美(64歳)さん
山田さんは亡くなった奥さんや自身の人生を反芻しながら歩き遍路をしていた

監督・撮影・編集…小野さやか
出演は、山田芳美さん

私個人も四国八十八箇所巡礼は、興味があって
いつかやってみたい事でもある
水曜どうでしょうをみて、四国八十八箇所は身近には感じていましたが、実際歩きだけだとかなり大変
交通機関を使いながらお遍路する方も多いみたい
今回舞台挨拶には、山田芳美さんの息子さんがいらっしゃって、父が元気にスクリーンの中で見られることに喜びを感じているとおっしゃってましたね!








3本目は

〖ノブ江の痣〗
監督・脚本・編集……山内大輔

ほたる
可児正光
森羅万象
杉浦檸檬
小林麻祐子

(敬称略)

顔の半分に生まれつき醜い痣があるノブ江は、そのせいで内向的な性格となり不遇な人生を送っていた。
夫の三沢は日常的に彼女に暴力を振るい、耐えかねたノブ江はある日衝動的に家出する。
行き場なく街をさまよっていた彼女を救ったのは、片足に障害を持つ寡黙な青年だった。
彼はノブ江を古びた自分のアパートに連れ帰ると食事を与えた。
二十歳以上も年下の彼が何故自分のような中年女に優しく接してくれるのか、その理由をノブ江は尋ねた。しかし青年は何も言わず、ただ優しく微笑むだけだった。
一方三沢は、探し人のビラを街中に貼り、疾走したノブ江の行方を捜していた……


一見人の良さそうな好青年が、実は猟奇的な殺人鬼だった
このギャップが怖いところとグロさもあり
全体的なトーンの暗さも、より雰囲気を盛り上げている








4本目は

〖泥酔して死ぬる〗
監督・脚本・編集……小口容子
小口容子
佐藤健人
伊牟田耕児
鈴木隆弘
加藤麻矢
佐々木健

(敬称略)


"自主映画界のワインスタイン”を自称する小川は、ある日脳出血で倒れ、二ヶ月の入院を余儀なくされる。
退院後も、セクハラ相手に『若い女と結婚する』と言われるわ、無言電話がかかってくるわで絶好調とは言い難い。
ふと気になり、7年前に急死した7歳年下の友人の病名を調べたら、〖脳出血〗とあった
このまま酒を飲み続けると死ぬのではという強迫観念に襲われ、断酒を試みるが、死んだ友人の共通の友人すら酒を勧めてくる日々。
断酒がうまくいかないことで、神の罰が下るのではないかと妄想する小川に、ある日本当にバチが当たる…


ストーリーから映像、オチに至るまで斬新
自主制作っぽさが存分に味わえる作品じゃないかと!
映画通の人の見解を聞いてみたいものです
個人的には、学生映画っぽい感じがしたのだけれど…😑💭



5本目は

〖もっとも小さい光〗
監督…サトウトシキ
櫻井拓也
ほたる
影山祐子
古川一博
並木愛枝


(敬称略)
母子家庭で育った光太郎は、彼女の杏子と同棲はしているものの結婚は考えておらず、警備員の仕事で日銭を稼ぐ毎日を送っている。
そんな光太郎の元へ母・沙希が突然やってきた。
光太郎は昔から沙希が苦手だ。
やってきた理由を話さないまま居座り、いらないと言っているのにおにぎりを作って持たせようとする沙希に、嫌悪感ばかりを募らせていく
光太郎は、遂には沙希と衝突をしてしまう。
そして、光太郎は沙希が再婚して実家を売り払おうとしていることを知る。
その許しをもらいに沙希はやって来たのだった。
しかし光太郎は、そんな沙希を許すことが出来ないまま、沙希との別れの日を迎えてしまう


主役の光太郎役の櫻井さんは、享年31歳という若さでこの世を去ってしまった
そんな彼の演技を見れてよかったと思っている
母との確執
決して嫌いではないけど、何か苦手で
その微妙な感じやイライラしちゃうところなど
よく表現されてるなぁ
おむすびの件も好きでしたね🍙









5本とも全然タイプの違う作品なので
面白かったですね






2月は、映画中心の生活だったような気がする



観劇に行ったのは1度だけ



2月14日


サヨナラワークさんの再演

と言っても以前録画したものでなく

新たにキャスト集結しての配信


【ネバーエンディング・ガールズストーリー】


水野奈月

桜羽萌子



2人芝居


リモートならではのエフェクトなどリアルタイムでつけて、趣向をこらしている

何が真実なのか!?

ちょっとわからなくなるタイプのお芝居












2月21日には

【アロンアロング】

同じくサヨナラワークさんのお芝居の再演

水野奈月
折原つかさ
栗田ゆうき
宮本朋実
脇本美咲







リモート飲みをしている
次々と友人が参加してきて、話していくが
画像が乱れ、ループしていく
友人が一人一人消えていき
元々、存在しなかった友人たち
自分までもが、友人の名前で呼ばれはじめ
最終的には2人になってしまう
ミステリー要素を含んだ作品

多重人格者で最後には統合していき
恋愛にも自分にも前向きになっていくお話でした



リモートの良さは勿論あるけど
このストーリーを生のお芝居で観ると
どうなるのか?
そう考えざるを得ませんね ´ω` )/


生のお芝居の熱量は、現場しか味わえないもんね


1本目を見終わって、入口を出て


すぐUターンww



2本目は、これ❗❗




【ディエゴ・マラドーナ 二つの顔】






言わずと知れたサッカー界のスーパースター
レジェンド❗
ディエゴ・マラドーナ

神の手や5人抜きは有名ですし、アルゼンチン代表監督でも注目を集めてましたね

私、小学校高学年から中学3年間サッカー部⚽
友人が始めたこともあり、『キャプテン翼』からサッカー熱は始まったわけだけど
足も速くないし、上手くないんで補欠よね
それでも今思えば、まだ昭和真っ只中の練習なもんで
タイヤ引きとか年中無休での練習、雨の日や雪の日も走ってたなぁ
 まだ、ウサギ跳びやってたし
『水飲むな!!!』の時代
ハーフタイム中にがぶ飲みして、気持ち悪くなるということも(笑)

漫画から始まったもんで、リアルサッカーにはそんなに興味なくて
でも、JFLの試合読売クラブvsヤンマーとか見に行ったり(釜本さん見れた✨)

たまに、土曜日にやってた〖ダイヤモンドサッカー〗だったかな?
海外の試合見たりしてた
今思うとレジェンドたちのリアルタイムで試合見れてたかもと思うと、勿体なかったな
82年のワールドカップも見てないし
86年のメキシコワールドカップでアルゼンチン優勝も見てない
90年からワールドカップは見始めたぐらい
アルゼンチンは、優勝出来なかったよな
確かイタリアに負けたっけ?
西ドイツが優勝したような記憶がぁぁ
どうだったかな??


そんなわけで、リアルタイムのマラドーナのプレイは、そんなに見てない
だから、この映画でのプレイシーンは
新鮮であると共に、すげーなと!
めちゃくちゃ上手い(当たり前だけど)








(あらすじ)


1984年、世界的な人気を誇るアルゼンチン出身のサッカー選手、ディエゴ・マラドーナは、熱狂的な観客が集うイタリア南部の弱小クラブSSCナポリに移籍する

ピッチでは、〖神の手〗〖5人抜き〗で、メキシコW杯優勝、クラブ史上初のセリエA優勝により、スーパースターとして崇め立てられたかと思いきや、プライベートではマフィアとの交際、愛人とのゴシップ、コカインでの逮捕により、トラブルメーカーとして忌み嫌われてしまう

やがて、サッカーを愛するピュアな『ディエゴ』は、マスコミを騒がせるダークな『マラドーナ』という、相反する"二つの顔”が浮かび上がる…




スーパースター過ぎて、プライベートなんてないだろうし、どこに行っても注目の的

ナポリでの熱狂的な歓迎から

去る時は寂しく帰る

隠し子だったり、ドラッグ、マフィアとの癒着

陰と陽、二つの顔があるのはよくわかった


でも、亡くなって

ナポリでも世界からも、愛されたプレイヤーであり、愛された人物なんだろうね🥺




何気なく簡単に、ヒールだけでリフティングする姿

その技術の高さに脱帽よ



昔の映像だけに、粗い感じが当時を思い出させてくれて、よい!




でも、1番好きなのは


【ロベルト・バッジョ】でした(笑)


今は、10番という背番号に重みはそんなないのかもしれにい


やっぱりエースナンバー10番を背負って

プレイするスーパースターたちのカッコ良さ

今も忘れられないね⚽





『哀愁しんでれら』をみた翌日の2月6日

この日は、ダブルヘッダーでの鑑賞


まず1本目はこれだ👍



東映が送る恐怖の村シリーズ第2弾❗❗

第1作は、【犬鳴村】

そして、色んなウワサが絶えない富士の樹海と

封印されし凶悪な呪いの箱〖コトリバコ〗

それを題材に、ジャパニーズホラーの第一人者

清水崇監督がメガホンをとる!









山田杏奈強化月間ということで
今回は……


W主演に

山田杏奈(天沢響…妹)

山口まゆ(天沢鳴…姉)


を迎え、若手俳優とベテラン俳優がガッチリと脇を固めている



神尾楓珠

工藤遥

倉悠貴

山下リオ



國村隼

原日出子

安達祐実

高橋和也

黒沢あすか

塚地武雅


(敬称略)










(あらすじ)

人々を戦慄させる禍々しい古くから伝わる強力な呪いを、歪な木々や地を這う根が生える

不気味で壮大な樹海の奥深くに封印した。


13年後。

姉妹の響や鳴の前に、あれが出現

そして、樹海で行方不明者が続出する

自ら向かったのか?

それとも魔の力に吸い寄せられているのか?

恐怖が、いま再び解き放たれる



都市伝説とか心霊話や怪談とか

不思議なものや未知なものに興味があって好きなのよね

リアルには感じたり体験はしたくないけど

見る分にはOK的な ´ω` )/



清水崇監督やジャパニーズホラーと呼ばれる監督たちのすごいのは

怪物や幽霊がドーンと出て襲ってくるとかでなく

いるぞ!的な雰囲気を表現してるところだよね


見えない怖さが意識に訴えかけてくる!


周りの役者陣がベテラン俳優だし、この物語を締めてくれる

CGを駆使して撮影したり、ワイヤーを使っての撮影があったりと



やっぱり山田杏奈さんのお芝居は、いいですよね

今回お姉さん役の山口まゆさんとの性格の対比も良かったです


親子愛であったり、姉妹、友人、色んな関係の人たちの愛の関係性が見えてくる


響は最後、樹海の森と一体化していくわけだけど、ここに至る過程や決断は

響の愛の形なんでしょう


今回響を演じるにあたり、仕草や動きがどう見えるかに注意して演じたみたい



ジャパニーズホラーの醍醐味が味わえる作品だと思いますね!