川崎市教育委員会は9日、同市麻生区の市立中学3年の男子生徒(14)が、友人をいじめから助けられなかったことを悩む内容の遺書を残し、自宅で7日に自殺していたと発表した。市教委では自殺の原因など調査を進める。

 神奈川県警麻生署によると、7日午後4時50分ごろ、帰宅した母親(44)がトイレで倒れている男子生徒を発見。病院に搬送されたが間もなく死亡した。トイレにはバケツと薬品の容器が置いてあり、同署は硫化水素による自殺とみている。死因は薬物による中毒死だった。

 トイレ内にメモがあり、「死ぬことについてごめんなさい。友達をいじめから助けられなかった。14年間生きていて楽しかった」などと書かれていた。同市教委の渡辺直美学校教育部長は会見で、「男子生徒のクラスでいじめがあった報告は受けていない」と述べた。

【関連記事】
ライターで髪燃やす…いじめが発覚、鷲宮高野球部が春季県大会出場辞退
教室で撮影、いじめ動画 大笑いする同級生「卒業記念」
小6「同級生はサンドバッグ…楽しかった」 9万円恐喝で3人補導
「学校行きたくない…皆が敵に見える」いじめほのめかし中2女子生徒が自殺
銭湯で独り言ブツブツ…小2女児刺した“引きこもり女”の正体

宮城県警に発足した「海燕隊」の使命は…(読売新聞)
<地震>秋田・湯沢で震度3=午後0時22分(毎日新聞)
「経済成長」と「財政再建」で意見交換-民主議連・国家財政考える会(医療介護CBニュース)
<はやぶさ>大気圏突入、本体燃え尽きる…カプセル分離成功(毎日新聞)
部門会議で政策提言=「政調」復活、組織案固まる―民主(時事通信)