国道125号を更に西進して、阿見町へ。
先刻の県道68号とは別に、やはり阿見東ICへと向かう県道34号・竜ケ崎阿見線が分岐する付近から、まるで「スイッチバック」のように蛇行しながら登る側道に入った先に、06705:舟島簡易郵便局がある。
住宅などの間にポツンと建つプレハブ、といった趣の局舎だが、中は意外に広く、2人の局員がいた。
ここで7,290局所目となるので、「A口座」には7,290円を預入する。
捺されたゴム印には、末尾にイラストが添えられていたが、図柄が小さくて何か判然としない。
と思っていたら局員から「筑波山をバックにした霞ケ浦と帆掛け舟です」との解説があった。
この後はどちらへ、と訊かれ、阿見町の中心部に向かうことを伝えると「(阿見)坂下(交差点)を左に曲がった登り坂の途中なので、ちょっと車が入れにくい」とアドバイスを戴く。「阿見坂下」というのは、陸上自衛隊の土浦駐屯地の近くだが、時間的にこの辺りまでが限界だろう、と踏んでいた。
舟島簡易局を出た時点で、15時45分になろうかというところ。
あと1局はどうにかなりそうだが、その次は無理だろう。
簡易郵便局での仰せに従い、06474:阿見青宿局に着いたのは15時50分を回っていた。
手続して窓口での処理中に16時を迎える。
地図を見ると、近くに06770:土浦烏山簡易郵便局というのが見えるが、局名のとおり、ここは土浦市だ。
また、この青宿局の「最寄駅」は、となると、土浦駅と荒川沖駅がほぼ同じくらい。
荒川沖駅へと向かう途中には、06179:阿見局や06294:阿見原局があるがともに既訪。更に荒川沖駅も土浦市になるが、その近くの06050:土浦南局や06417:土浦荒川沖局も既訪だ。
いずれも2001年8月16日に訪問しており、荒川沖駅をベースに巡ったものと思われるが、車は利用していない。記憶では、荒川沖駅から歩いて阿見町まで行って、帰りは路線バスに乗ったように思う。
荒川沖局、土浦南局、阿見原局、阿見局の順で巡ったところでこの日は終わっているため、そこで時間切れだったようだ。
時間があったならば、その次にこの青宿局に向かっていた可能性もある。
また、阿見局から見れば青宿局は北東に当たるが、南東に進めば阿見町役場の近くにある阿見中央一局も候補になり得ただろう。
その阿見中央一局が気になった。
時刻は16時を過ぎているが、周囲の局は片付いており、ここだけが取り残される形になってしまう。
簡易郵便局ではないので、郵便窓口は確実に17時までは開いており、ゆうちょ銀行の直営店でもないから、ATM預入後に「局名ゴム印」だけならば捺してもらえる可能性が高い。
それほど遠い場所ではないものの、鉄道駅からはそれなりには慣れており、ここは「特例ATM預入」としてもいいケースではなかろうか。
勿論、今後、龍ケ崎市や牛久市の未訪局と組み合わせることも考えられるが、都市部とまでは言えない地域なので、局と局の「間隔」も広いから、中途半端に残しておくのは「課題の先送り」にもなりかねない。
取り敢えず「トイレ休憩」くらいはしよう、と阿見町役場へ。
「常住人口5万人突破」という懸垂幕も出ており、近いうちに「市制施行」とかしかねない。
となれば、やはり「阿見町」のうちに片付けたほうが宜しいのではなかろうか。
役場から徒歩で06382:阿見中央一郵便局へ。
駐車場は少し離れた所にあるらしく、町役場から歩いて来たのは正解だったかも知れない。
ATMには他に客もおらず、色々と考えた結果「A口座」とラリー用の「R口座」の他、長女と長男の口座に入金する。
長女はともかく、長男は現在、実際に近くに来てはいるのだ(恐らく「フジ取手ボウル」に到着したくらい)。
郵便窓口に行き、ゴム印を捺してもらえるかと尋ねたところ、快く応じて戴いた。
4冊の通帳に捺してもらっている間に、1台しかないATMに数人の列ができていたから、丁度いいタイミングで到着したらしかった。
役場から車で出発し、次に向かおうと「STAR LIKE BOWL」をカーナビにセットしようとするが、検索できず。
仕方がないので、地図上でスクロールしてセットする。
ナビに従って、先刻の中央一局の傍から側道のような路地に入り、やがて県道48号・土浦竜ケ崎線に合流した。
ここまでに「龍ケ崎」「竜ケ崎」「竜ヶ崎」と、表記が「揺れ」ていることにお気付きの方もいるだろう。
龍ケ崎市(市役所)は公式に、市制施行時の「官報」への「告示」を根拠として「龍ケ崎市」が「正式な表記」である、としている。ただし「龍」の文字は「常用漢字」ではない(「竜」の旧字体という扱いになっている)ため、常用漢字への「書換」として「竜ケ崎」も誤りではない、というスタンスだ。
「ケ」の字が大きいか小さいか、は議論があるところだが、龍ケ崎に関しては、少なくとも公的機関では「大きいケ」で統一がされているように見受けられる。
余談だが、逆のケースとして、神奈川県茅ヶ崎市は「茅ヶ崎」を正式としていて、神奈川県は「小さい『ヶ』は俗字」という立場から、県立高校などでは「茅ケ崎」と表記している。JRの茅ケ崎駅も「大きいケ」である。
一方で、茨城県や国は「常用漢字」を使用するのが原則という立場から「竜ケ崎」表記になっている。そのため県道の路線名だとか、県立高校の名称、税務署名などに「竜ケ崎」が使用されている。
郵便局が一斉に「改称」したのも、市が「正式」としている表記に合わせた、ということなのだろう。地名(都道府県名などを除く)を決めるのは、国や都道府県ではなく区市町村なのだ。
JRはケースバイケースのようで、茅ケ崎駅の例とは違い、佐貫駅を改称して「龍ケ崎市」駅にした時は、市に合わせている。一方で接続する関東鉄道では「竜ヶ崎線」の終点も「竜ヶ崎」駅だ。
さて、その県道48号に合流してすぐ、進行方向左側に郵便局が現れた。
06240:実穀郵便局だ。
所在は……稲敷郡阿見町……。
しかも、これで阿見町「完訪」になるらしい……(汗)。
こうなってしまっては、寄らざるを得ないか。
中央一局と同様にATMで入金し、郵便窓口でゴム印を受けた。
結果として、ここが7,293局所目ということになる。
本日、10局目のテーリングとなった。
流石にもういいだろう。16時半を回っている。
この先は、未訪局も多々あるが、基本的に「市」ばかりだ。
ということで、本日の「100円テーリング」は、これにて終了。
ここからは、ボウリングに転じることにする。
(この項、了)