ローカルルールの多いゲーム(QMA麻雀検定) | キハのひまつぶし研究室

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4月14日まで、QMAにて開催されていたランキング検定「麻雀」の最終結果は、最高得点が5485点、順位は89位でした。
ちなみに上の画像は最終プレーのリザルトです。

QMAで幾度となく開催されてきた麻雀検定。いつもプロ雀士問題で躓いてしまうのですが、最近は少しわかってきたのでなんとかなりました。麻雀格闘倶楽部でコナミとつながりがあるせいか、出題されたのは大半が日本プロ麻雀連盟に所属している雀士です。それ以外の団体に所属している雀士でも、大半がMリーグの選手についての出題だったので、思ったほど出題範囲は広くなく、それほど苦労はしませんでした。


続いて4月14日から19日まで開催されていた検定ウォーズです。打倒スコアは10950、24位でした。上の画像は、人間4人での対局で唯一トップになった時のリザルトです。検定の問題自体がかなり少ないので、上位陣はほぼ問題を回収しきっていたのではないかと思います。必然的に解答スピードの勝負になり、それについて行くのは無理でした。たまたま相手の未回収問題、またはミスがあって、自分にミスがなければ、ようやく勝てるという厳しいものでした。


今回の検定で、出てきそうで出てこなかったのがローカルルールの問題です。

かなり昔、私の父が「真・麻雀」というスーパーファミコンのソフト(やっぱりコナミから発売)を買ってきました。当時の私はまだ子供で、麻雀のことなんか何も分からなかったのですが、わかるようになってから取扱説明書を読むと、このゲームはローカル役の宝庫みたいなゲームだということがわかりました。ローカル役はオプションであり/なしの設定ができるのですが、なぜかこのゲームではデフォルトで全て「あり」になっていました。ろくに説明書も読まなかった父はよく不満を漏らしながら長年プレーしていましたが、私が麻雀をわかるようになって何が不満なのかが理解できるようになり、ようやく長年の不満が解消されるに至ったのです。

そのゲームで採用されていた、思わず「なんだこりゃ」と言いたくなってしまうローカル役を書いてみました。

南北戦争(役満)
七対子や緑一色はアメリカ発祥の役として知られていますが、これもやはりアメリカ発祥なのでしょうか。同種の数牌でそれぞれ1861と1865を揃え、さらに南と北を3枚ずつ揃えると成立するローカル役満です。アメリカで南北戦争が始まった年と終わった年がわかって、世界史の勉強になります。

百万石(役満)
あがった時に使われている萬子の数字を合計して、百萬以上になると成立するローカル役満です。ちょうど百萬だった場合は、なんとダブル役満になるようです。石川県発祥なのでしょうか。

金鶏独立(1飜)
以前スマートフォンでローカル役を検索して「他力本願」(正式には十二落抬というらしい)という役を見つけたのですが、それがどのような役かというと、チー、ポン、カン(暗槓は不可)で面子を作り、いわゆる裸単騎の状態でロンあがりすると成立する役です。その名の通り、面子も雀頭も全て他家が捨てた牌を拾って作るというわけです。自分で引いてきた牌だけであがる門前清自摸和とは対極にある役と言えます。
で、説明書に書かれている「金鶏独立」(説明書での表記は「鶏」ではなく「奚」に「隹」を足したような字)ですが、「他力本願」と似たような役のようです。ただし単に裸単騎にした時に成立する役というような説明しかされていません。暗槓が入っていてもいいのか、ツモあがりでもいいのか、疑問が残ります。さらにこの役をググってみたら、本来この役は「他力本願」よりもさらに厳しい要件があったらしいです。もうなんだかよくわかりません。

これ以上書くと記事が長くなり過ぎるため、このあたりにしておきますが、最後に一つ。麻雀ファイトガールで、生牌の中を捨てるとき、そのキャラがもれなく「チュンビーム!」と叫んで目からビームを出しているのが笑える、と思っていたのですが、この「チュンビーム」、まさかローカルルールとして実在しているとは…。