本日、QMAのランキング検定「世界遺産」の最終結果が出ました。最高得点は5090点、順位は写真表示の順位よりも少し下がって48位でした。
外国語が非常に苦手な私は、海外の遺産名や地名を覚えるのに苦労しました。さらに厄介だったのが、表記ゆれです。外国語を無理矢理日本語の発音に当てはめてカタカナで表記しているせいで、自分が覚えている呼び方とは別の呼び方がQMA的には正解というケースがザラであり、戸惑う場面が多かったです。外国語の宿命です。
以下、世界遺産に関して感銘を受けた話。
この検定で出された問題ではないのですが、エフェクトクイズで「奈良」の読み方を答えさせる問題が出てきました。そこだけ見れば何のことはない、小学生でも答えられそうな問題ですが、興味深かったのはその問題の本文で、明確には覚えていませんが、「シルクロードの終点と言われている地域」と書かれていたと思います。シルクロードの終点が奈良であるなどということを聞いたことはなかったのですが、でも、確かにそうだったのだろうと納得しました。というのも、奈良県にヘレニズム文化の痕跡があるからです。
リアル世界遺産検定3級の勉強をしていた時、テキストに興味深いことが書かれていました。法隆寺には「エンタシス」という、中ほどに膨らみを持たせた円柱が使われているのです。これは古代ギリシャのパルテノン神殿に共通して見られるものなのだそうです。このことから、ギリシャで考え出された建築様式が、時代を経て、シルクロードにより遙か東の日本まで運ばれてきたのではないか、と考えられているそうです。この話を読んだ時は非常に感銘を受けました。
当時パルテノン神殿を建てたギリシャの人々は、自分たちがつくった建物が、およそ千年後、存在すら知らないような東の果ての島の文化に影響を与えることになるとは夢にも思わなかったでしょう。
修学旅行で法隆寺を見たときはそのような予備知識などありませんでしたが、今度訪ねることがあった時は、大陸から来た古代のロマンを感じてみたいと思います。