この時期の重賞レースは1番人気は勝てないと言う都市伝説があるが、その代表的なレースと言えば七夕賞(GⅢ)だろう

 

それはハンデ戦と言う事は勿論だが、ここからみちのく競馬は古馬の重賞レースはハンデ戦が続き、ここを勝った馬は2k増に成るし、殆どが次からも同じローテ―ションに成る可能性が高い

 

好走馬も次走はハンデが軽くなると言う事は無いし、今週からスタートする各ポイントボーナス制には最終的にボーナス賞金が加算されるし、厩舎にはGⅢ以上の賞金と馬房数が加算される

 

そのボーナス賞金は全額厩舎・ジョッキーに支給される訳で、通常、レース賞金は馬主80%・調教師10%・騎手・厩務員各5%

の取り分だが、ボーナス賞金は100%厩舎・ジョッキーに支給される

 

調教師に差は在るが、支給されたボーナスを自分の懐に入れるものも居れば、全額厩舎職員に配る調教師もいる訳だが、これは巷の企業経営者と同じである

 

その第1弾となる七夕賞が駆け引きの材料に使われても当然の事で、1番人気馬が分単位で変わるのは「1番人気は勝てないドクロがファンの間で知れ渡っているためだろう

 

ハンデ戦でも1番人気が10年以上も勝てないレースは多くないが、七夕賞は10連敗以上続いた事は2度・3度では無いと記憶しているが、人気は発売と同時に分単位で替わる事からも、このジンクスに弾みを付けていると言える

 

今年は同日にプロキオンS(GⅢ)が行われるが、七夕賞と違いこちらは3歳以上の別定戦ではあるが、その割には1番人気の勝つ確率は別定重賞レースにしては低い

 

とは言っても複勝率は高く、馬券攻略としては3連系で攻めるのが効果を生みそうだが、レースが終わってから「どうだチョキ馬単3点で決まっただろう!?花火と花火を上げるには券種の違いで大きな差が出るレースとも言える

 

今週もWIN5はビックな配当に成りそうだが、夏のボーナスを生かすも殺すも自分次第で、自らでボーナスを勝ち得た者だけが勝者であり、勝ち組に居残れるだろう。