セットアップ折り合い面の不安露呈、鹿戸師「能力ある。リズム良く走れば」

 

セットアップは戸崎騎手を背に美浦ウッドで先行する僚馬を追い上げた(撮影・丹羽敏通)
セットアップは戸崎騎手を背に美浦ウッドで先行する僚馬を追い上げた(撮影・丹羽敏通)

<ラジオNIKKEI賞:追い切り>
 

 メンバー唯一の重賞馬セットアップ(牡3、鹿戸)は不安要素を露呈した。

 

初コンビの戸崎騎手がまたがりウッドで外キャルベイクルーズ(3歳未勝利)、中マッスルバック(3歳1勝クラス)と3頭併せ。
 

直線は楽に併入も、序盤から頭を上げ、鞍上がなだめる場面も。

 

同騎手は「かかる感じはありますが、能力はありますね。

気持ちよく走れれば、というタイプ。

リズムよく走れれば」と感触を口にした。

 

2024年6月26日17時5分
(日刊スポーツ)

 

 

 グラサン

 勿論、メンバー中唯一の重症勝ち馬で、メンバー中NO1のRNの数値を持っており、格・実績共に抜けており、このメンバーに入れば中心視されて当然の馬である

 

問題は、陣営が指摘する通りの気性的な面と言う所だろうが、それ以上に問題なのが、3歳限定重賞で初の58kと言うハンデをどう評価するかが最大のネックで、しかもメンバー的に最低ハンデが51kで、続くハンデが54kが4頭・55kが1頭・56kが3頭・57kが1頭でもあると言う事だろう

 

その中での58kは古馬のハンデ戦ならまだしも、3歳のこの時期でのハンデ差7kだけ抜けた存在かと成ると疑問符が付く訳で、過去のこの時期の3歳ハンデ戦を振り返ればイチャモンを付けたくなるのも当然だろう

 

だからこそ昨日も指摘した通り、RN数値が重要で、過去のラジオNIEEKEI賞(GⅢ)もそうだった様に、又過去の1800m戦がそうだった様に、RN数値は避けて通れないモノでもある

 

レースが終わってから馬券を売ってくれるなら誰でも納得出来るだろうが、冷静に幅広く考えれば同じ事で、既に過去の歴史が証明している訳で、それに逆らう事はレースが終わってから馬券を購入しても同じ事であると確信している

 

勝ち組に加わる者と、負け組に加わるのとの差は、この時点でハッキリ分かれている訳で、命から2番目に大切なお金をレース後に不可能と思える馬につぎ込む事は、正に自殺行為そのモノで、私にはできない相談である

 

来週、化け物が出走予定だが、現役のサラブレットでNO1のRN数値を持っている馬だが、悲しいかなそのRNに耐えられる馬体をしておらず、その点が最大のネックと成るが、無事に1周してくれば楽勝するだろうが、今回はタラ…レバ…が付く訳で、今週の動き・仕上がり状態がカギを握っていると言えるだろう。