今では日本のホースマンが芝・ダート問わず1800mの距離を重視する様に成ったが、これにも当然、根拠・裏付けが有ってのもので昨年日本馬が世界NO1賞金サウジCをロードカナロア産駒パンサラッサが制している

 

パンサラッサが初めて重賞で勝ち馬と五分のレースをしたのが4年前のラジオNIKEEI賞(GⅢ)で、これが初コース・初距離の1800m戦だった

 

今では史上最強馬と言われているイクイノックスが最も強いレースをし、最強伝説のスタートと成った3歳秋の天皇賞(GⅠ)だがこの都に2着に逃げ粘っていたのもパンサラッサで、場内に詰め掛けていた殆どの競馬ファンがパンサラッサの勝ちを信じていただろう

 

あの完璧な逃げをキッチリゴールで捕まえた3歳馬イクイノックスの世界挑戦もここからスタートする訳だが、このイクイノックスもデビュー戦でJR馬としてランクインした馬だし、デビューから2連勝は芝1800mメイクデビュー戦・2戦目東スポ2歳S(GⅡ)芝1800m戦である

 

パンサラッサが頭角を現したのが、22年の中山記念(GⅡ)芝1800mを勝ってからで、続くドバイCを制し、世界最高峰賞金レースを2連覇する訳だが、サウジCは1着賞金13億円は鞍上・吉田豊騎手にとっては宝くじに当たったよりも大きな遊馬を掴んだと言える

 

名馬には生まれ持ってこの世に持ち込んだ数値が有るが、この2頭はRN数値が抜けており、距離1800m戦では欠かせない数値と成っている

 

先週のGⅠディには必ず名馬がデビューすると断言したが、その格言通り、公言通り芝1800m戦でその馬がデビューした

 

これを偶然と言う人もいるだろうが、偶然もここまで重なると身も凍える恐怖感に陥るし、下手な冗談も言えなくなってくる

 

今年のラジオNIKEEI賞(GⅢ)にはデビュー戦でJR馬としてランクインした馬は3頭出走予定だが、中でも注目して頂きたいのがRN数値NO1馬である爆弾と断言しておこう

 

これが芝1800mの重賞レースには鉄の掟でも有る。