上村洋行調教師「大阪杯よりグンと上がってきているのではないかという感じ」

  6月23日(日)に京都競馬場で行われる第65回宝塚記念(GI)に出走を予定しているべラジオオペラ(牡4、栗東・上村洋行厩舎)について、追い切り後に行われた上村洋行調教師の共同記者会見でのコメントは以下の通り。

「きょうの追い切りは、一週前に結構しっかりやりましたので、調整程度というか、気分良く走らせることを重点に追い切りました。

順調に来ていると思います。

3週続けてCWコースで追い切っていますし、先週もしっかりやっていますので、きょうは坂路で気分良く走らせることだけを重点にやりました。
一週前の追い切りには自分が乗っていたのですが、一週前追い切りとしてはとてもいい仕上がりで、納得のいく調教だったと思っています。
前走の大阪杯は、当日の天候やレース傾向を見きわめて、ジョッキーと相談してああいうレースを選択しました。

それが良い方につながったのではないかと思います。

あの日のレース傾向では後ろにいたのでは分が悪いと思いましたし、操作性の高い馬で、どこからでも競馬ができるのが強みですので、あえてあのような作戦を取りました。
今回も、当日の馬場状態や枠順とかを考えて作戦を立てることになると思います。

今週末は馬場が渋りそうな感じもありますので、そのあたりも考慮しながら、当日の状態で、ジョッキーと相談して決めようと思います。

重馬場のスプリングステークスを勝っていますし、ある程度の重馬場なら十分こなせるのではないかと思っています。

良馬場ならさらにいいですが。

枠順は、極端な枠にならなければどこでもいいと思っています。
大阪杯の時は、パドックを見ていても、少しトモのあたりが寂しいかなという感じはしていたのですが、今回は、牧場から帰ってきて、そのあたりのボリュームが増してきて、馬の状態としては大阪杯よりグンと上がってきているのではないかという感じです。

以前から言っていた緩さも少しずつ解消されてきてはいるように感じています。

古馬になってからの馬だと今でも思っていますし、これからの馬だと思います。
気になる点を強いて挙げるなら暑さでしょうか。

去年も神戸新聞杯を回避したぐらいですので、暑さに関しては、宝塚記念に向けて調整していく上で、なるべく早い時間帯に乗るようにしたり、いろいろと工夫しています。

栗東に戻ってきた頃は距離を乗って、レースが近づくにつれて早い時間帯に負荷をかけていく調整をしてきました。

今のところ心配するほどでも無く、いい感じでここまで持ってこられていますので、あとは無事にいい状態でレースまで持っていければと思っています。
セリで見た時から奥のありそうな雰囲気がありましたし、調教していく中で、結果も出していってくれて、クラシックまで連れて行ってくれました。

本当に大した馬だと思います。

喜びもひとしおです。

去年の秋は夏バテでパスしましたが、すぐに路線を切り替えて大阪杯を目標にしたことも良かったのかもしれません。

京都記念を使って大阪杯というプランで進める中で、上手く調整できて、GIを獲るまでに至ったのではないかと思います。

(ファン投票3位について)

大阪杯を勝ったことで注目してもらえた結果だろうと、大変感謝しています。

大阪杯は勝ってくれましたが、今回はメンバーがグンと上がりますし、そこでどこまでやれるのか、不安よりは楽しみの方が大きいですので、応援していただければと思います」

(取材:三浦拓実)

 

 

 グラサン

 今年で第65回目を迎える宝塚記念(GⅠ)だが、13頭中4頭がGⅠ馬と言うメンバー構成だが人気的には大きな開きが出てきそうだ

 

しかも週明け早々に解説した様に、今年のメンバーには逃げ馬の存在が無く、すでに発表された枠順・並びを基にシュミレーションを何度も掛けて来たが、確個たる展開が定まらず、鞍上の腹一つで推移しそうだ

 

と成ると、必然的に騎手の性格・枠順を考えると横山和生が騎乗するべラジオオペラが主導権を取る展開が想定されるが、両隣がC・ルメール&武豊と成ると穏やかな話には成らないだろう

 

まして今回は弟・武史が騎乗するソールオリエンスが後ろに構えており、兄の立場からして意地でも弟には負けられないと言うプライドが和生には有り、間違いなく淡々としたペースでレースは進む筈だ

 

レースが動くのは京都競馬場の名物でもある3コーナ過ぎからの山越えで、ここで誰が鈴を賭けるかが今年の宝塚記念(GⅠ)の覇者が決まると言える

 

ましてやC・ルメール&武豊は互いに決め打ちでレースに臨んでいる訳で、玉の利はべラジオオペラに有りそうだ

 

馬場状態については時期が時期だけに、何とも言えないし、近年は地球規模で天候が異常で、ゲリラ豪雨は日常茶飯事でもあり、今の段階で結論付けるには無理がある

 

勿論、土曜日・日曜日はリアルにブログUPをするつもりでおりますので、ご期待下さいパンチ!グラサン恋の矢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024年6月19日12時58分
(ラジオNIKKEI)