1年2カ月ぶりヴェルトライゼンデ坂路で上々、池江師「久々の割に動けていい感じ」

 

水口騎手を背に坂路をウェルカムニュース(左)と併せ馬で追い切るヴェルトライゼンデ(撮影・白石智彦)
水口騎手を背に坂路をウェルカムニュース(左)と併せ馬で追い切るヴェルトライゼンデ(撮影・白石智彦)

<エプソムC:追い切り>
 

 重賞2勝馬ヴェルトライゼンデ(牡7、池江)が1年2カ月ぶりの実戦へ仕上げられた。
 

坂路4ハロン52秒3-12秒5でウェルカムニュース(古馬オープン)を追走して首差遅れ。

 

両前脚の屈腱炎からの復帰戦へ、池江師は「久々の割に動けていていい感じ。

態勢は整った。

筋骨隆々。

若い時は(気性が)猛獣みたいだったけど、ましにはなってきている」と上々の手応えを口にした。

 

2024年6月5日15時35分
(日刊スポーツ)

池江泰郎

 

 グラサン

 今回1年2カ月ぶりの実戦と成るヴェルトライゼンデ(牡7、池江)だが、両前脚の屈腱炎からの復帰戦で常識的には抹消馬扱いにするべきだろうが、厩舎が厩舎だし、父がドリームジャーニ―と成ると粗末には扱えない

 

ましてや池江泰寿厩舎は今回ディープインパクト産駒テゥディズディとの2頭出しで、池江泰寿師が父泰郎厩舎で調教助手の時に初めてGⅠを制したのがドリームジャーニーである

 

池江泰寿師に取って思い入れが強いのは当然だし、調教師に成る自信を齎した馬がドリームジャーニーだし、一番苦労させられたのもこの馬だろう

 

個人的にも我が愛馬の屈腱炎には悩まされたし、涙がチョチョ切れるほど悲しい思いもしたし、この不治の病とも戦って来た

 

我が後輩に北里大学で獣医学で有名な人物がいたが、恥を忍んで頭を下げて相談に行ったが「先輩…悪い事は言わない、1日も早く諦めた方が良いですょ…ゲロー」に恥ずかしながら後輩の前で笑い泣きしたものだ

 

走る馬こそ屈腱炎に成りやすく、数々の名馬が引退を強いられたが、どんなに科学が進化し、医学が進んでも屈腱炎の不治の病には勝てないと悟って入るが…滝汗