【東京ダービー】売り上げは26億円超えで前年比232%!競馬場入場人員も増加で大盛況

 

東京ダービーを制したラムジェットとガッツポーズの三浦皇成騎手(撮影・野上伸悟)
東京ダービーを制したラムジェットとガッツポーズの三浦皇成騎手(撮影・野上伸悟)

<第70回東京ダービー>◇5日=大井◇Jpn1◇ダート2000メートル◇3歳◇出走16頭◇1着賞金1億円
 

 東京ダービーの売り上げは26億1759万2600円で昨年の11億2679万6900円から大幅に増加(前年比232・3%)。

 

96年の11億7309万5800円を上回り、28年ぶりに同競走の売り上げレコードを更新した。

 

また、東京ダービー当日の売り上げも47億5381万1400円(SPAT4LOTO除く)で、91年の32億8003万8200円を上回った。
 

当日の大井競馬場の入場人員も昨年の7436人から1万3937人に大幅増加。

 

ダート3冠の第2戦となった新しい東京ダービーは南関東だけでなく、JRAのトップホース、他地区所属馬の参戦もあり、大盛況で幕を閉じた。

 JRAのラムジェットが6馬身差の圧勝

 大井競馬場(晴、やや重)で5日、ダート競走の体系整備によって今年からJRA交流のJpnIとなった、3歳ダート3冠の2戦目、第70回東京ダービーが行われ、1番人気ラムジェット(JRA)が6馬身差の圧勝でレースを制した。

 

勝ちタイムは2分06秒1で、三浦皇成騎手とコンビを組んでからこれで4連勝となった。

 

2着に2番人気のサトノエピック(JRA)、3着に3番人気のアンモシエラ(JRA)が入り、上位3頭をJRA勢が占めた。  

 

4着には、シンメデージー(高知)が入り、地方勢の再先着となった。

ラムジェットは父マジェスティックウォリアー、母ネフェルティティ(母父ゴールドアリュール)の牡3歳・黒鹿毛馬。JRA栗東・佐々木晶三厩舎の管理馬。

レース後のコメント

1着 ラムジェット(三浦皇成騎手)
「この馬とコンビを組ませてもらって、海外も含めてですが、色々な話が上がった中で、この馬が出るレースで僕がすべて結果を残さなくてはいけないという緊張感の中、ずっとこの馬とコンビを組ませてもらっていました。

本当に毎回、毎回、皆様を驚かせるような勝ち方をしてくれて、乗っている僕としてはまだまだ成長力しかないと、これから本当に楽しみな馬だと思っています。

まずは、今日こういう形で大きいレースを勝たせていただいて、本当に感謝しています。
毎回、色々な環境の変化であったり、課題があったりする中で、それでもしっかり結果を出してくれると信じて乗っています。

ここに向けて牧場スタッフをはじめ厩舎の方々が良い状態で持ってきてくれて、重要なアンカーとしてのバトンだったのですが、まずは1着でゴールを駆け抜けることが出来てホッとしています。
佐々木調教師とも話していたのですが、まだまだこの馬は舞台を上げていかなければいけないので、その中で馬の気分であったり、リズムであったりというのを1番重視して、そういうことを頭に入れていたので、ポジションは関係なく、おのずとあのポジションになったというのが今日はラムジェットにとって、とても良いリズムになりました。
相変わらず4コーナーは置かれてしまいましたが、乗っている僕としては間違いなく差し切れる、むしろ抜けてどれくらいそこから集中力を切らさずにゴールまで行けるかということを考えていました。

そういう意味でまだ遊び遊びですが、終わってみればこの着差なので、完勝だったと思います。
佐々木調教師がこの馬は皇成に合っていると自信を持って言ってくれたので、僕はそれを裏切らないように乗るだけですし、こういう、能力あふれる期待馬を任せてくれたオーナーに一番感謝したいです。
今日は、たくさんの方に競馬場に来ていただいて、すごい声援で僕も鳥肌が立つような一日でした。

こういう大井競馬場の素晴らしい馬場を使わせていただいてラムジェットの強い姿を見せることが出来て、感謝しています。

駆けつけてくださったファンの皆様もそうですし、テレビの前で応援してくださった皆様もこれからラムジェット号を応援していただければと思います。

これからも、もっともっと上に行く馬だと思っていますので、応援よろしくお願いいたします」

1着ラムジェット 佐々木昌三調教師
普通に回れば勝てるかなと思っていましたが、嫌な展開になって、4コーナーでも手応えが悪くなってどうかと思いました。

しかし、終わってみれば6馬身差で強かったです。
これまでは後方からジリジリと追い込んでいましたが、三浦騎手が今後を見据えて勝ちに行ってくれました。
一瞬3着かなと思いましたが、ラムジェットはすごいですね。
(ナイターは)全然気にしていませんでした。

それで負けたらこの馬の能力だと思っていたので、何とも思っていませんでした。
10月2日、(ジャパンダートクラシックへ)またここに来たいです。

ジョッキーも言っていましたが、まだ本気で走っていません。

フォーエバーヤングと五分の勝負ができたら良いですね。

2着サトノエピック 横山和生騎手
思った通りの競馬ができました。

3、4コーナーでも変に待たず、引き離すイメージで行きました。

馬はそれに応えていますが、勝った馬は3番手にいましたし強かったです。

この馬は精神力が強く、環境に戸惑わずに頑張ってくれました。

4着シンメデージー 吉原寛人騎手
勝負しに行って、最後まで集中して頑張って偉いなと思います。

スローに流れたのもあって、集中してついて行けました。

最後も脚を使ってくれて、さすがですね。

1、2コーナーで砂を被りましたが、徐々に慣れて、そこからはしっかりと走ってくれました。

最後は夢を見ましたね。

ハミを取ってしっかり伸びて、3着まであと少しでした。

5着ハビレ 笹川翼騎手
ここまで不利が続いていたので心配していましたが、辛抱強く走ってくれました。

陣営がしっかりと仕上げてくれて、乗りやすかったです。

みんなが頑張って得られた結果ですし、良いレースができました。

怖がることなくファイトしてくれたのはこの馬の頑張りです。

無事に終えられて良かったです。

7着フロインフォッサル 本田正重騎手 
展開が向かず、流れが遅かったです。仕方がありません。

(取材:米田元気)

 

 

 グラサン

 大井競馬場に駆け付けてくれた競馬ファンは勿論の事、今回の東京ダービーの売り上げはまさに日本の競馬の第3競馬ブームの証とも言える

 

メンバーが揃えば客も揃うのは当然だし、芝の競馬よりもダート競馬の方が面白い事が理解して頂いた事の証とも言えると思っている

 

いまだにJRAは芝を中心の番組造りとなっているが、結構・コケケッケッコー朝の鶏も笑いが止まらぬ大喜びをしてる筈だゲラゲラ

 

メイクデビューも先週からスタートしたが、ふた昔前から主催者に提言していたJRA陣営各調教師でも、ダートのメイクデビューの数を増やす提案はしてはいるが、一向に実現されていない訳だが、施設内容は地方とJRAでは雲泥の差が有り、3歳のこの時期を含めてJRA陣営馬が上位を独占して当然だろう

 

南関東に置いては小林分場をトレセンにして厩舎を再び大井競馬場に戻す話は30~40年前から有ったが、何しろ資金の調達・現行の厩舎保障問題・土地・施設確保・よみうりランドとの忖度問題と課題が多過ぎるが、策はいくらでもある訳でもう少し頭を柔楽して考える時が来たのではないだろうか…叫び

 

前にも解説したが、今のJRAが有るのは大井競馬場のパクリで、第1競馬ブームも第2競馬ブームもまなみ関東が火付け役だったし、第3競馬ブームのファンの後押しもあり今始まろうとしている

 

立地条件も世界的に視ても最高の場所だし、成田空港・羽田空港も近いし、海外からの優駿を呼ぶにも呼びやすく成る訳で、千葉には空き家に成った大型団地がゴロゴロあるし、それを狙って北海道から牧場が出戻りしている

 

実質、大井競馬場は東京都が運営している様なもので、やり方次第ではYAE同様に東京都民の税を緩和する事も可能な筈で、リターンは大きい

 

民間企業なら誰でも考える策で、下らない税金の無駄遣いをするなら、収入を得れる考えを持っても良いはないだろうか…叫び