今後は「夏の過ごし方を見て相談」と安田翔師
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ダービー制覇から一夜明けたダノンデサイル(安田翔師提供) |
ダービーを制したダノンデサイル(牡3、安田翔)は大金星から一夜明けた27日、栗東の自厩舎で静養した。
この日午前0時過ぎに馬運車で東京競馬場から帰還。安田翔伍調教師(41)は「もともと、ごはんをがっつくタイプじゃないですが、しっかり食べていました。しっかり走ってきた影響は感じられますし、今後は数日かけて馬体の確認とケアを行い、山元トレセン(宮城県)に移動する予定です」と説明した。
今後については「暑くなるであろう夏の過ごし方を見て、今後の予定をオーナーと相談させていただきます」とした。
自身は41歳10カ月で史上最年少ダービートレーナーとなった。
「まだダービーを勝った自覚は薄いです。
デサイルが目標にしていた今回のレースを無事に終えて、その上で結果が伴ったことをうれしく感じています」と静かに喜びをかみしめていた。
【ダービー】安田翔伍師の父隆行元調教師も感無量「涙が出た。うれしかった」
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3月、引退セレモニーで記念撮影に納まる、安田翔伍調教師(左)と安田隆行元調教師 |
<ダービー>◇26日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳牡牝◇出走17頭◇1着賞金3億円
ダノンデサイル(牡、安田翔)が世代の頂点に立った。
安田翔伍師の実父・隆行元調教師(騎手時代の91年ダービーをトウカイテイオーで制覇) レースはグリーンチャンネルのスタジオで見ていました。
勝った瞬間は涙が出ましたね。
本当にうれしかったです。
翔伍と(所属助手で長男の)景一朗が抱き合っているのを見てまたじんと来ました。
ダノンデサイルは1週前追いの動きが良かったのでチャンスがあると思っていましたが、とにかく横山典騎手の騎乗が素晴らしかったですね。
直線に向いた時は「これは!」と思いました。
土曜には私の厩舎から翔伍が引き継いだピューロマジックが葵Sを勝ちました。
本当にいい1週間でした。
2024年5月27日11時56分
(日刊スポーツ)
ダービー馬はダービー馬から…じゃないが、親子2代に渡ってダービー馬に携わった安田親子は本当に運もある親子と言えるだろう
世界のロードカナロアを育てたのも安田親子だし、どちらかと言うと当時調教助手だった安田翔伍師が世界を股にかけて飛び回って居た感が強い
引き継いだピューロマジックが葵Sを勝ったのも、親子2代共に短距離馬の育て方を会得しているとみており、この日本ダービー(GⅠ)を勝った事は大きな財産になる事だろう
ダービー制覇の余韻に浸る暇なく、今週から2歳メークデビューがスタートする訳だが、今年はどんな2歳馬を育て、送り出してくれるか楽しみでもある
確かにJR馬候補は複数存在してはいるが、夏過ぎ頃からの始動と成りそうだ