シックスペンス、心と体整った 鈴木助手「前走くらいからどっしりしてきた」

 

坂路で調整するシックスペンス(撮影・丹羽敏通)
坂路で調整するシックスペンス(撮影・丹羽敏通)

 

 今週日曜の東京競馬場では、3歳馬7906頭(持込馬、輸入された外国産馬含む)の頂点を決する「第91回日本ダービー」(G1、芝2400メートル、26日)が行われる。
 

シックスペンスは全休明けのこの日、美浦坂路を上って最終追い切りに備えた。

 

時計は4ハロン67秒5-16秒2。

 

息を整える程度でラップを刻み、ほどよい前進気勢が好印象だった。

 

鈴木助手は「追い切りがあるので、気持ちを整える程度で。

盛り上がるところもある馬ですが、前走くらいからどっしりしてきて、気持ちと体が整ってきた」と順調な調整ぶりを語った。

 

 レガレイラ「フットワークの質も彼女らしさ」木村師も納得の動き

 

レガレイラ(中央)は美浦ウッドを3頭併せで追い切られた(撮影・丹羽敏通)
レガレイラ(中央)は美浦ウッドを3頭併せで追い切られた(撮影・丹羽敏通)

<ダービー:追い切り>
 

 牝馬として史上4頭目の制覇を狙うレガレイラ(牝3、木村)は美浦ウッドで3頭併せを行った。
 

内アンパドゥ(3歳未勝利)、外アトリウムチャペル(3歳1勝クラス)の間に入り、集中力の高い走り。

 

力強くチップを蹴り上げ、6ハロン86秒3-11秒8(馬なり)で併入した。
 

前走皐月賞は上がり最速タイの脚を使うも6着。

 

木村師は「週末に向けて元気に、いいフットワークで走ってくれるかを見たかった。

スタートから元気よく出てくれましたし、道中のフットワークの質も彼女らしさが出ていて順調に来ていると思います」と、巻き返しへ向け納得の表情を浮かべた。

 

2024年5月22日10時42分
(日刊スポーツ)

 

 

 グラサン

 デビュー前から決して順調な状況では無かったシックスペンスだが、それでも3戦3勝で第91回日本ダービー(GⅠ)に駒を進めて来た。

 

管理する国枝調教師に残された時間は後2年で、ダービー調教師と言う看板を掲げるには今年の2歳馬がラストチャンスと成る訳だが、引退が決まっている調教師に自分の家族同然の愛馬を預ける馬主はいない。

 

と成れば国枝調教師にとってはシックスペンスがダービー馬としてのラストチャンスに成りそうだし、急遽騎乗が決まった川田将雅騎手は戦前から下準備をしていたのは事実で、C・ルメール騎手に「シックスペンスてどんな馬???」と依頼される前から情報を集めている。

 

プライドが高い将雅が、リーディングを競い合うジョッキーに借りを作る行為は絶対プライドからも許されない立場だが、あえてÇ・ルメールに助言を求める事でも巷での不仲説はガセであり、二人の心を全く理解出来ない奴らに競馬の世界を語る資格は全くないと言えるだろう。

 

将雅自身も残された2年と言う重みを十分理解しており、国枝調教師には勿論だが、今まで厩舎を支えて来たスタッフ一同と共にダービー制覇の感動を味わってほしいと言う思いが強く、ハッキリと行動・言動にも表れており、心が揺り動かせられそうでもある。

 

立場上、心情と馬券は切り離さなければ成らないのだが、本日の最終追い切りを確認してやっと心の迷いは吹き飛んだグッド!

 

 

 一方、馬の評価より騎手の評価が優先されだした日本競馬だが、大正・昭和の時代じゃあるまいし、ヤネの技量で着順が替わるほど競馬は甘くない。

 

先週も1000万円獲得作戦NEO指定レースでも断言したが、たとえ私が騎乗してもレースで勝てる馬にC・ルメール騎手が騎乗すれば勝って当たり前の事で、そんな馬さえも見極めがつかないなら豆腐の門で頭を叩き割って国外逃亡でもしてろと言いたい。

 

先週のオークス(GⅠ)での勝ち馬と2着馬の差はヤネの差でも何でもなく、勝つべきして勝った馬だし、2着に成るべきして2着に成った事はこのブログの愛読者にも解り易い様に解説した通りで、自ずと第91回日本ダービー(GⅠ)にもレース前に断言できるものが有る。

 

今年の日本ダービー(GⅠ)最大の課題がここに有る訳で、人気に成ろうが全く無かろうが、最も信頼出来る裏付け・根拠を基に命から2番目に大切なお金を一銭たりとも無駄にせずに今週末も勝負して頂きたいものだパンチ!グラサンラブラブ