南半球オーストラリアでも期待大…
1着賞金13億円のサウジCを制したパンサラッサと吉田豊騎手(2023年2月撮影) |
オーストラリアのユーロン・スタッドは18日、24年の種牡馬のラインアップと種付け料を発表した。
昨年のジャパンCで引退し、今年からアロースタッドで種牡馬としてけい養されているパンサラッサ(牡7)も名前を連ねている。
同馬はシャトル種牡馬として、南半球でも種付けを行う予定となっており、初年度の種付け料は1万6500オーストラリアドル(約160万円)と発表された(アロースタッドでの初年度種付け料は300万円)。
同牧場には同じロードカナロア産駒のタガロア、ダイアトニックもけい養されており、24年度の種付け料は前者が2万2000豪ドル、ダイアトニックが1万3750豪ドルに設定されている。
ユーロン・スタッドの公式ニュースの中で、ゼネラルマネジャーを務めるコックス氏は「パンサラッサは今シーズンのラインアップにおけるエキサイティングな新加入馬であり、オーストラリアにおいて、(現役時代に)史上最高額の賞金を獲得している種牡馬になります」と大きな期待を寄せている。
また、同じく日本で競走生活を送ったダイアトニックについては初年度だった昨年に131頭へ種付けを行い、交配相手の牝馬にはG1・13勝のメロディベルなど多くのG1、重賞ウイナーが含まれていることを紹介。
「初年度の交配相手の質は種牡馬としてのキャリアに大きな影響を与える可能性があり、ダイアトニックが2023年に交配したエリート牝馬たちが彼が成功するために最高のチャンスを与えたとでしょう」とコメントしている。
2024年4月18日22時41分
(日刊スポーツ)
いくら優勝賞金が高くても中東競馬は歴史が浅く、世界のホースマンの間では繁殖価値は認められていない。
日本でジャパンC(GⅠ)が新設される際に、1年前以上から全世界に向けて開催キャンペーンが実施されたが、当時は「マウンテン富士」は知られていても「日本国」は知れ渡っておらず、賞金金額&優待と言う餌を撒いて全世界から参加馬を集めての開催と成った。
その開催方法には賛否両論と成ったが、日本は敗戦国と言う十字架を背負っており、第1回ジャパンC(GⅠ)の無様な結果を観て「世界に通用する馬造りには100年は掛かるだろう」と言われたが、日本人には大和魂と言う精神論が有り、この敗戦が日本のホースマンに火を着けた
世界の背中を捕らえるのにたった5年の歳月で成し遂げ、カツラギエースが制した時には地球に降り注ぐ太陽の光が過去に観ないほど(天照王の神)が舞い戻った時の輝きを放った筈で、以来ジャパンC(GⅠ)は日本馬の独壇場に成った。
今では日本馬は逆の立場に成り、矢作調教師はその事を一番自覚している日本のホースマンの一人で、そこから誕生した名馬の1頭がパンサラッサでもある。
その価値が今の価格で収まる筈もないし、今後中東競馬が第2の日本競馬の道を辿る事に大きく期待したいものだ