坂井騎手「時計がちょっと速かった」

 

皐月賞で5着になったシンエンペラーと坂井瑠星騎手(撮影・鈴木正人)
皐月賞で5着になったシンエンペラーと坂井瑠星騎手(撮影・鈴木正人)

<皐月賞>◇14日=中山◇G1◇芝2000メートル◇3歳牡牝◇出走17頭
 

 シンエンペラー(牡、矢作)が5着に入り、ダービーへの優先出走権を守った。

 

中団の外から前をうかがい、直線で馬場の真ん中から脚を伸ばした。

 

はじけるまではいかなかったが、粘り腰で6着レガレイラを首差振り切った。
 

坂井騎手は「勝ち馬をぴったりマークしながら、道中はいい感じで運べました。

この馬としては時計がちょっと速かったですが、それでも現状の力は出し切ってくれたと思います。

次に向けてもう1段ギアを上げられるように仕上げていきたいです」とコメントした。
 

矢作師は「ペースが速かった。この馬のペースではない。もちろんダービーへ行きます」と話した。

 

2024年4月14日17時49分
(日刊スポーツ)

 

 

 グラサン

 本番日本ダービーに向けての優先出走権は確保したし、今回は前走のホープフルS(GⅠ)の覇者レガレイラには絶対負けない自信が有り、その最低目標リベンジには成ったが、身に付いた走法はそう簡単に治らないが、この馬の持ち味の良さには変わりはなく、日本ダービー(GⅠ)でのリベンジに望みを繋げている。

 

今回のレコード勝ちの要因は、勿論勝った馬が強いと言う事も有るが、そのレコード決着に成った要因がハッキリしているだけに日本ダービーでの着順入れ替わりは有って当然である。

 

当然であり、必然的な事だがこれだけのレースに成ると勝ち馬はデビュー戦でJR馬としてランクインした馬が勝つ訳だが、これで今年の3歳世代は2歳時からの夏までの重賞レースは完全制覇と成るのはほぼ確定したと言えるだろうチョキグラサンラブラブ

 

しかも勝ち馬が全て違うGⅠ戦と言うおまけ付きの世代で、何れ古馬との対戦に成る訳で、今年も明け3歳馬は常に台風の目に成るだろう。