パートン騎乗マッシヴソヴリンが制す!
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香港ダービーを制したマッシヴソヴリン(C)The Hong Kong Jockey Club |
<香港ダービー>◇24日=シャティン◇4歳◇芝2000メートル◇出走14頭
「香港4歳3冠(クラシック)」の最終戦、香港ダービーはザカリー・パートン騎手騎乗の2番人気マッシヴソヴリン(セン4、C・イプ、父ノーネイネヴァー)が制した。
勝ちタイムは1分59秒85。
同馬はアイルランドのエイダン・オブライエン厩舎でデビューし、昨秋にレパーズタウン競馬場のハンデキャップ戦を快勝後、香港にトレード。
移籍2戦目で香港ダービー馬に輝いた。
首差2着はギャラクシーパッチ。
大逃げを打ったカーインジェネレーションが3着に粘った。
香港クラシックマイル、香港クラシックカップの2冠を制し、3冠制覇を期待されたヘリオスエクスプレスは8着に敗れ、3冠馬誕生はならなかった。
2024年3月25日21時41分
(日刊スポーツ)
世界的に見れば当然と言えば当然の結果でも、現地の人々にはショックを与えただろうが、エイダン・オブライエンは調教師であると共に馬の生産者であり、世界のホースマンに馬を提供しているホースメーカーでもある。
ロードホースクラブ再生した故・中村和夫がエイダン・オブライエンから持ち込んだ馬が現ロードホースクラブの基礎を築いたが日本とは違い現役のスーパーホースでもトレードするし、平たく言えば世界の馬喰の一人でもある。
故・中村和夫と気が合ったのも、交流を深めたのも馬に対する考え・思想は同じものがあった事だろうし、ロードホースクラブの本体・KIファーム(旧中村畜産)の現在の生きざまはエイダン・オブライエンファミリーに似ているが、一代で築き上げた中村和夫の先見の眼には改めて凄味を感じさせられる
青写真通りに狙って取りに行った香港ダービーで、今後もエイダン・グループは世界のホースマンの注目を集めるだろうし、やがては日本の競馬界にも多大な影響を与える事に成るだろう。
日本ダービー(GⅠ)制覇も金次第で買える時代がそこまで来ているかと思うとぞっとするではないか…