フェブラリーSでアルファマムに騎乗決定

 

1月21日、チャックネイトでAJCCを制したレイチェル・キング騎手
1月21日、チャックネイトでAJCCを制したレイチェル・キング騎手

 

 短期免許で来日中のレイチェル・キング騎手(33=英国)が、フェブラリーS(G1、ダート1600メートル、18日=東京)でJRA・G1初参戦を果たすことが2日、分かった。

 

オープン2勝馬アルファマム(牝5、佐々木)に騎乗する。管理する佐々木師が明らかにした。
 

今年1月から初めての短期免許を取得して騎乗しており、チャックネイトでAJCCを制して外国人女性騎手初のJRA平地重賞制覇を果たした。

 

女性騎手のJRA・G1制覇は02年中山グランドJ(ギルデッドエージ)のロシェル・ロケット騎手(オーストラリア)が唯一の例で、今回勝てば平地G1では初の快挙となる。

 

拠点とするオーストラリアでは昨年だけでG1・3勝を挙げるなど活躍している。
 

アルファマムもG1には初挑戦となる。前走の根岸Sでは8着に敗れたが、佐々木師は「まったく展開が合わなかった。

 

ペースが遅くて初めて引っかかったし、それでも最速の上がり(35秒1)だったから」と巻き返しを期待していた。

 

2024年2月2日17時41分
(日刊スポーツ)

 

 

 グラサン

 今回短期免許で来日しているジョッキーでも、頭一つ以上抜きんでているのがキング騎手(33=英国)で、再々お伝えの通り、騎乗技術もさることながら、並外れた男勝りのファイトを絶賛する関係者も多い。

 

私もその一人だが、負けん気の強さ・レース運びは「遊びに日本に来たんじゃないムキーは途中で母国にメールで騎乗馬へのコンタクトを取った無礼者とはひと味もふた味も違うし、33歳とは思えない若さも魅力的である。

 

G1への騎乗依頼は遅すぎたほどで、依頼した佐々木調教師には心から拍手を送りたい。

 

正直、無冠馬がダートのGⅠを制するのは大きな壁で、しかも東京D1600mと成るとハンデを貰っても厳しいのが実情だが、それを百も承知の上でも期待をしたくなる。

 

このチャンスを生かさば、引手アマなほど騎乗依頼も殺到するだろうし、再々来日の要望も増えるだろうし、今後の女性日本のジョッキーのお手本に成って欲しいと願っている。

 

生温い日本の女性騎手に対する待遇がここに来て愚待遇と知らしめたのもキング騎手で、日本に残す功績の大きさにもう一つの華を添えて欲しいと願わずに居られない。

 

それが数少ないJRAダートGⅠなら当分の間はその記録は破られない筈だチョキグラサンラブラブ