オメガギネス厩舎の重賞初制覇へ手応えあり、大和田師「ジョッキーの感触も良かった」

戸崎騎手を背にオメガギネス(左)はオメガキャプテンと併せて追い切る(撮影・柴田隆二)
戸崎騎手を背にオメガギネス(左)はオメガキャプテンと併せて追い切る(撮影・柴田隆二)

 

 <東海S:追い切り>
4戦3勝のオメガギネス(牡4、大和田)は戸崎騎手が乗り、美浦ウッド馬なりで5ハロン66秒7-11秒4。

 

追えばはじけそうな手応えで、2勝クラスのオメガキャプテンを2馬身追走して併入した。
 

JRA重賞初制覇が懸かる大和田師も「体調面は問題ない。先週に比べ上体が起きて走れていましたし、ジョッキーの感触も良かった」と言ってました。

 

2024年1月17日18時28分
(日刊スポーツ)

 

 

 グラサン

 どうしてもモノの考え方が異なる相手とでは接点が付かないのは道理で、互いに歩み寄るか一方的に近づくかのどちらかだろう。

 

ましてや厩の世界は頑固者が多く、忖度が必要なモノにはケツを捲る者が多く、世渡りが下手な人間も多いが、開業する際に棚ボタで開業した調教師は、何故か良績を収める事が少ない。

 

我が師匠の教えに従い、個人的に人間関係は来る者は拒まず、去る者は追わずを貫いて来たが、そんな我儘を通せるのはほんの一部で、その一部にも満たない事に誇りを持っているのが頑固ジジィと言うものだ。

 

何事も中途半端が最悪で、利口じゃ成れない、バカでも成れない中途半端じゃ死んでも成れないと言う教えが競馬の世界には有るが、だからこそ少しでも頭角を現すと「アイツは天才だから別格だよ」で済ませようとする。

 

競馬の世界には天才肌は砂利の数ほど存在するが、秀才ともてはやされた存在は無く、本物の天才は「アイツだけは秀才と呼べる」人物かと思えている。

 

重賞には無縁の大和田成調教師が開業14年目にして引き寄せた初重賞制覇だが、1点の曇りなし!!と言える自信が私には持てないのは、馬の状態に対する評価の違いで、こればっかりは理詰めで解決できるものでは無いだろう。