藤田晋社長所有の全日本2歳優駿覇者フォーエバーヤング 

 

全日本2歳優駿を制したフォーエバーヤングと坂井騎手(2023年12月撮影)
全日本2歳優駿を制したフォーエバーヤングと坂井騎手(2023年12月撮影)

 

 無傷3連勝で全日本2歳優駿を勝ったフォーエバーヤング(牡3、矢作)は、招待されれば引き続き坂井瑠星騎手(26)で2月24日のサウジダービー(G3、ダート1600メートル、キングアブドゥルアジーズ)に向かうことになった。

 

サイバーエージェント社長の藤田晋氏の所有馬として、次戦の動向が注目されている。
 

僚馬で京都2歳S9着ホウオウプロサンゲ(牡3)は2月24日阪神のすみれS(リステッド、芝2200メートル)へ。

 

秋華賞11着ラヴェル(牝4、矢作)は2月4日の東京新聞杯(G3、芝1600メートル)で戦列に復帰する。

 

2024年1月11日18時26分
(日刊スポーツ)

 

 

 グラサン

 今年も駒が揃っている矢作厩舎だが、2・24サウジダービーへの出走を予定しており、その結果次第では矢作調教師の事だからケンタッキーダービーも視野に入れている事だろう。

 

取れるものなら何でも取りに行くと言うチャレンジ精神は勝負師として当然の事だし、例え日本ダービー(GⅠ)でも勝つチャンスを与えられているのは1頭な訳で、恵まれた駒をどれだけ有効に使うかは名トレーナーとしての技量でもある。

 

「下手な鉄砲も数撃てば当たる」で日本ダービー(GⅠ)に複数出走させるのも一つの手だろうが、矢作調教師には守りの戦いと言う戦法は嫌うタイプで、各馬・各馬主・各スタッフに平等にそのチャンスを与え、競わせるのが矢作イズムと言える。

 

3歳馬に取っての目標はダービー馬なわけで、それが日本ダービーだろうが東京ダービーだろうが、取れるものは全て取りに行くと言う精神がパンサラッサが世界NO1の賞金サウジCを制する原動力に成ったと言えるだろう。

 

しかし2・24サウジダービーへの挑戦は世界の競馬縮図を知り尽くした矢作調教師のファインプレーと言って良く、又々日本の競馬史に残る記録を達成する事だろう。

 

日本での馬券発売は是非行って欲しいものだ。