ミカッテヨンデイイは今村聖奈騎手とコンビ 小倉2歳S10着から巻き返し図る/ファンタジーS

 

ミカッテヨンデイイと今村聖奈騎手(2022年8月撮影)
ミカッテヨンデイイと今村聖奈騎手(2022年8月撮影)

 

 土曜阪神ではファンタジーS(G3、芝1400メートル、5日)が行われる。
JRA女性騎手の年間最多勝記録を更新中の今村聖奈騎手(18=寺島)とコンビを組むミカッテヨンデイイ(牝、堀内)は、前走小倉2歳S10着からの巻き返しを図る。

 

気性や阪神への長距離輸送も考慮され、10月30日に美浦ウッドで本追い切り。6ハロン84秒9-12秒1(馬なり)をマークした。今週はさらっと調整程度の見込みだ。
堀内師は「体も少し増えて帰ってきたし、具合はいいですね。

前回は装鞍所でもイレ込んでしまい、本来の力が出せませんでした。

中間はなるべく落ち着いて臨めるよう調整しています。

今はこの馬なりに落ち着きがあります。

競馬に行けば折り合って差す競馬ができていますし、距離は(1400メートル)あってもいいと思います。

ジョッキーもよく分かってくれています」とデビューから4戦全てで手綱を取り、手の内に入れる今村騎手にも期待する。

 

2022年11月1日15時17分
(日刊スポーツ)

 

 デビューから4戦続けて手綱を取る今村聖奈騎手騎乗と言う事もあり、想定以上に人気を集めそうだが、デビュー戦でロンドンプランと五分のレースをした馬でそれなりの実力もある。

今週から▲今村聖奈となり、平場戦では斤量の恩恵が1k増えるが、デビュー1年目に平地37勝、障害21勝で計58勝を挙げた「逃げの加賀」の異名を持つ・加賀武見の記録更新も可能な47勝はいくら騎乗数に恵まれてのモノとは言え、斤量差の大きさはいがめないだろう。

 

ファンタジーSは54kでの騎乗と成る訳で、410k前後のミカッテヨンデに取っては一気に4k増に成るし、藤田奈々子が壁にぶち当たったのも斤量の恩恵が無くなってからだし、日夜筋トレをしている奈々子の姿から果たして今村聖奈・ミカッテヨンデは大丈夫だろうかの不安もある。

 

多寡が1Kと言うだろうが、その1kで詐欺まがいの行動をとり、実質ジョッキーから引退した(助手に転身)した大馬鹿者が居るが、4k増の斤量は私自身、筋トレでジム通いをしているから解るが、マックスからの0,5kからはハッキリとバーベルが重く成った事が解る。

 

それが4kと成るとスクラッチをしていても「こりゃ無理だわガーンと担いだ瞬間に解り重さで、それでいて1400mを走るとなると2歳牝馬には相当応えるだろう。

 

馬名ミカッテヨンデ今村聖もが手伝って相当人気に成りそうだが、馬券的には工夫が必要だろう。

馬券アル・アルに馬連と枠連・馬単・馬連の逆転現象が有るし、今年のファンタジーSは登録馬が17頭と成っているが、出否未定馬が片手にも登っており、単枠に成る可能性も出て来ており、微妙な頭数に成りそうだ。

 

それにしても馬主・ニューマレコード(株)は相馬眼が有ると言うか、馬運が有るなぁと感じている。

千葉市場は良質の馬が多い割には、格安馬が多いが、ミカッテヨンデは既に自分の嫁ぎ分の2倍を稼ぎ出しているし、ナミアムダブツも自分の馬代に1000万円以上上乗せをしており、千葉市場様々と言うところだろう。

藤田晋氏も当初から千葉市場に目を付けていたが、千葉産馬の復活は今後は益々トレンドに成るだろう。