2025年8月21日 ファームウェアV1.40にて、256GB のマイクロSDカードまで対応しましたので、本稿の内容は、古くなりました。

 

 取説によると、使えるマイクロSDカードはFAT32となっている。そして最大容量は32GB
 
 一般にFAT32は32GBまでと言われている。この根拠は、どうもWindowsがFAT32最大ボリュームを32GBで設計されているためらしい。実際、Windows11の標準ツールでは32GBを超えるSDはFAT32ではフォーマット出来ない。
 しかし、FAT32自体は、最大2TB (ただし1ファイルの最大容量4GB)という仕様なので、別にSCXC 64GBとか128GBでもFAT32でフォーマット出来るのだ。
事実、
  • MacOSではSDXC64GBや128GBをFAT32でフォーマットで出来るのである。
  • JR2ANCはラズパイで64GBのマイクロSDをFAT32でフォーマットして使っている。
  • 以前使っていたドラレコやアンドロイドタブレットも32GB上限と取説に書かれていたが、FAT32でフォーマットしたSDXC 64GBで動作していて、 64GB分難なく使えた。
 
つい最近までSDXC64GBをFAT32でフォーマットしてIC−705で使っていたのだが、ある時、ふと気になり、SDHC8GB、SDHC32GB、SDXC64GB、SDXC128GBをそれぞれFAT32でフォーマットしてIC-705のSD情報を見たら、とんでも無いことがわかった。
 
以下、残り容量、録音時間をそれぞれIC−705で確認してみたのでご注目いただきたい。
 

SDHC8GB

残り容量:7,682.9MB  録音時間:139時間51分

 

SDHC 32GB

残り容量:30,725.7MB 録音時間:559時間20分

 容量、録音時間ともにSDHC8GBのおよそ4倍なので妥当

 

SDXC64GB

残り容量:60,882.6MB   録音時間:108時間20分

容量は、SDHC 32GBの2倍で順当だが、録音時間が、 32GBどころか8GBよりも少ない。

まるで、録音時間の最上位桁が削られているような値だ。

 

SDXC128GB

残り容量:22,190.6MB  録音時間:31時間22分

容量も録音時間も最低を記録!

容量の最上位桁、録音時間の最上位桁がともに削られているような値だ。

 
 
IC-705のファームウェア自体が、32GBを、超える容量は最初から考慮していなさそう。
 

結論

良い子はSDHC32GBを、使いましょう!
 
 64GB以上は、パーテションで32GB以下にしてFAT32でフォーマットをすれば動くかと思ったが、試してみたところ、うまく動く場合と動かない場合があったのでお勧めしない。