NHK NEWS WEB 広島に乗っている記事ですが

 

広電「駅前大橋ルート」開業 多くの住民や鉄道ファンが祝う

2025.08.03 10:45 NHK NEWS WEB 広島

 

 

JR広島駅の新しい駅ビルに

路面電車が乗り入れる広島電鉄の「駅前大橋ルート」が3日開業し、

朝の始発電車の出発にあわせて地元の住民や鉄道ファンが集まって開業を祝いました。

広島電鉄の「駅前大橋ルート」は、

広島市南区の比治山町交差点と広島駅をつなぐ全長1.1㎞の新しい路線で、

路面電車が駅前大橋を通って駅ビルの2階に乗り入れます。

 

広島電鉄によりますと、駅ビルの2階以上に高架で、

路面電車が乗り入れるのは全国で初めてだということです。

 

3日朝は広島駅から広島港に向かう始発電車の出発を前に、広島駅の電停で式典が開かれ、

広島電鉄や地元の町内会の関係者が参加してテープカットを行いました。

 

 

この後、定刻の午前6時1分になると、プラットホームに待機していた始発電車が

多くの客を乗せて出発していき、詰めかけた地元の住民や、鉄道ファンはカメラで

写真を撮ったり拍手で送ったりしていました。

 

広島電鉄は駅前大橋ルートの開業で、

▽広島駅から広島市中心部の紙屋町・八丁堀地区などへの移動時間が平均で4分短くなるほか、

▽広島駅での新幹線などと路面電車の乗り継ぎが同じ階になることで

利便性が向上するとしていて、利用者の増加などが期待されています。

 

始発電車の出発を見に来た広島市中区に住む小学3年生の男子児童は、

「路面電車がビルの2階に乗り入れるのは広島にしかないのですごいと思います。

さっそく乗ろうと思います」と話していました。

 

この児童の父親の49歳の男性は、「きのうは早く寝て朝に備えました。

路面電車がビルの2階に入る景色を駅の外から早く見たいです」と話していました。

 

また、埼玉から広島に帰省している中学2年生の男子生徒は

「近未来的な雰囲気にワクワクしました。帰省している間に乗りたいです」と話していました。

 

この生徒の祖母で広島市東区の76歳の女性は、

「広島の新しい時代が始まったような期待感があります。便利になりそうです」と話していました。

 

開業した「駅前大橋ルート」の周辺には、

路面電車が走る様子や、駅ビルの2階に乗り入れる様子を撮影しようと、

早朝から多くの鉄道ファンたちが集まりました。

 

 

このうち、始発電車が出発した後の広島駅の乗り場では、

電車が駅前大橋を上って広島駅に到着する瞬間を捉えようと、

多くの人たちがカメラを持って待ち構えました。

 

この中には、スマートフォンを持って撮影に臨む若い女性の姿がありました。

 

呉市から広島市の高校に通う2年生の女子生徒です。

 

高校の放送部の企画のために撮影していたということで、

「新しくなる広島の様子をしっかり記録に残したいと思います。

鉄道には少し興味があります」と話していました。

 

一方、駅ビルから近い

「駅前大橋南詰」の交差点付近にも多くの鉄道ファンが列を作っていました。

 

駅ビルの中に路面電車が入っていく姿を間近で撮影しようというのです。

 

東京から訪れた40歳の男性は、

「路面電車が駅ビルに乗り入れていく様子を無事に撮影することができました。

古いものと最新のハイテクな雰囲気が合わさって

とてもすてきに思います」と話していました。

 

このほか、駅前大橋ルートが既存のルートと接続する

「稲荷町」の交差点にも多くの人たちが集まっていました。

 

 

市中心部の紙屋町・八丁堀地区から向かってくる路面電車が

これまでとは違った経路で広島駅に向かう様子を、

地元の住民たちは興味深そうに見ていました。

 

また、この場所からは路面電車が駅ビルに向かって

まっすぐに向かっていく様子が見えるため、カメラを構える鉄道ファンの姿もありました。

 

【駅前大橋ルートとは】

 

広島電鉄の新路線、「駅前大橋ルート」は、

JR広島駅の駅ビルの2階から広島市南区の稲荷町交差点を経由して

比治山町交差点まで、全長1.1㎞の区間です。


【移動時間の短縮は】

紙屋町・八丁堀地区など、市中心部に行く際はこれまで

的場町交差点を回り込んでいましたが、新しいルートを使うと、

2駅分短縮される上、経路も直線的になるので、

移動時間が平均で4分短縮されます。


一方、広島駅の隣の「猿猴橋町電停」を通っていたルートは、

2日で営業運転を終えました。


【ラッシュ時に増便】

また、今回の新ルート開業に合わせて、ダイヤが改正され増便されました。

▼平日午前7時台の通勤ラッシュの時間帯では広島駅と広島港を結ぶ1号線で4便、

▼平日の夕方の退勤ラッシュの時間帯では広島駅と広電宮島口を結ぶ2号線で2便、

増便されました。

 

このうち、

▼平日午前7時台で増便される1号線の2便については

「快速便」として実証運行されています。

 

広島駅と「紙屋町東電停」の間にある5つの電停のうち、

3つを通過するというもので、各駅停車より1分程度短縮する見込みだということです。

 

広島電鉄は、まずは年末まで運行して利用者の反応を見ることにしています。

 

【広島駅での乗り換えが便利に】

そしてやはり最も注目されるのは、駅ビル2階への路面電車の乗り入れです。


広島電鉄によりますと、駅ビルの2階以上に高架で、

路面電車が乗り入れるのは日本で初めてだということです。


これによって期待されるのは乗り換えの利便性向上です。


これまで、広島駅でJRから路面電車に乗り換える際は、

JRの改札口がある2階から1階に降りて、

外にある路面電車の電停まで移動する必要がありました。


路面電車が駅ビルの2階に乗り入れると、同じ階となり、

移動時間が短縮されます。

 

広島電鉄は在来線の改札口からおよそ70秒(1分10秒)で移動できるとしています。

 

また、外に出ることなく移動できるので天候の心配も必要なくなります。

 

このほか、路面電車が地上から2階に乗り入れるため、

広島駅前の猿猴川をまたぐ高架橋は急な勾配になっていて

むここを電車が上っていく姿も見どころです。


【来年春めどに循環ルート】

そして、路面電車には、来年も大きな動きがあります。

来年春をめどに紙屋町や市役所前、

皆実町や段原などを巡る循環ルートが開設される予定です。

【まちづくりの専門家「回遊性生まれ好循環の可能性も」】

駅前大橋ルートの開業について、

まちづくりに詳しいひろぎんエリアデザインの山田寛之さんは

「JRの改札口から近いことと市の中心部への時間が4分程度短くなるのは、

利用者にとってすごくメリットがあることだ」と指摘した上で、

「移動しやすくなることで、例えば、広島駅で買い物したあと紙屋町でも買い物し、

白島駅からアストラムラインで帰るといった回遊性が生まれ、

商業施設や飲食施設も整うといった好循環になる可能性もある」と述べました。

 

 

その上で、さらなる活性化につなげるためには、

「アクセスが便利になるという追い風を生かして、

人に集まってもらうための拠点を整備していくことが重要になる。

例えば紙屋町などでのオフィスの整備も必要になるのではないか」と指摘しました。

 

そして、「時間短縮でストレスが緩和されて、より通勤しやすくショッピングを

楽しめることにつながる、インフラになると思う。

町がより活性化することにつながればいい」と期待を語っていました。

 

広島電鉄 広島駅 駅前大橋新ルート開業 

特設サイトに乗っている図なのですが

 

路線の変更内容

広島駅広島電鉄 のりば案内

という事で、日本で初めて、駅の2階に路面電車ののりばが、あるため

ここに行くための勾配が、40‰(バーミル) 

1000m行って40m上がるという急勾配だそうです

 

そして、新しい区間は、普通の電車の線路と同じく専用軌道だそうです

 

他の区間は、併用軌道といった

普通の道路と同じ所を自動車と路面電車が走ります

現在の広島電鉄 路線図

 

あと、2026年春に循環系統が出来るそうです

動画

【特別編】本日開業!駅前大橋ルート・比治山下〜広島駅への前面展望を公開。広島電鉄 公式

 

「新線、芽吹く。」 8月3日(日)広島電鉄・駅前大橋ルート開業CM(30秒)

広島電鉄 公式

 

「駅前大橋ルート開業」プロモーション動画 広島電鉄公式

 

【♪】広電の新しい駅メロ・車内メロディ13曲を一挙公開!作曲者に

かもとりか さんが解説!広電の音を聴く第3弾。

広島電鉄公式

 

【ロングバージョン】一番列車が出発 広島電鉄・駅前大橋ルート開業 

広島テレビ 日本テレビ系

 

【遂に駅ビル乗り入れ開始!】広島電鉄駅前大橋線一番列車に乗ってみた 

 

【本日開業!新ルート】広島電鉄 本線前面展望 八丁堀→広島駅

 

【祝開業‼︎】広島電鉄駅前大橋ルートに乗ってみた

 

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