函館新聞 デジタルに乗っている記事ですが

 

AIカメラで函館山の混雑状況をリアルタイム配信

2025.01.09 21:00 函館新聞

 

IT(情報技術)関連企業の、「ネットリソースマネジメント(NRM)」(本社・東京)と

「ハコレコドットコム」(函館市五稜郭町、山田圭飛代表)が運営する「ワークラボ函館」は、

AI(人工知能)を活用し人流を最適化する総合プラットフォームを運営する

「バカン」(本社・東京)の協力を得て、AIカメラを用いて函館山周辺の混雑状況を

リアルタイムに、配信するサービスを9日に開始した。

混雑状況がリアルタイムで可視化されることで、待ち時間の軽減や混雑の緩和などが期待される。

 函館市は、人気観光地である函館山周辺の混雑緩和を目的に、混雑状況配信システムの

整備を行うことで市内を訪れる観光客の満足度向上を目指そうと、

今年度、事業を担う委託業者のプロポーザル(提案型公募)を実施。

昨年8月6日に開かれた審査委員会で、評価基準に基づき審査を実施した結果

NRMを受託候補者に選んだ。

 

 AIカメラで混雑検知を行う場所は

函館山屋上展望台、展望スペース(漁火公園)、山頂駐車場、山麓観光駐車場(2カ所)、

登山道とし、カメラで検知した混雑状況を「大混雑」「混雑」「やや混雑」「空いています」の

4分類で示す。

このほか函館山ロープウェイの山頂・山麓駅の混雑状況を加えた、情報をウェブサイトで

配信するほか、JR函館駅、アクロス十字街のデジタルサイネージでも表示する。

 この取り組みにより、現地を訪れる前にスマートフォンなどの、ウェブ上で

函館山周辺の混雑状況を確認できるようになり、待ち時間の軽減や混雑の分散に加え、

これまで以上に高い体験価値の提供と満足度の向上を図る。

 NRMは今後、「取得データをもとに混雑状況の予測の配信も行うことで、

計画的な観光を可能とし、利用時間帯の分散や、さらなる観光満足度の向上や

地域活性化を目指したい」としている。

(野口賢清)

 

「函館山混雑状況配信システム」

 

 

こういった、混雑状況を、JR函館駅などのデジタルサイネージ(電子看板)で

知らせるのはいいことですね