読売新聞 北海道版に乗っている記事ですが
電気機関車「ED76形」雄姿再現へ 小樽市総合博物館
2024.09.13 05:00 読売新聞
小樽市総合博物館は、解体して前頭部だけとなった
電気機関車「ED76形509号」の展示方針を固めた。
今月中に工事に着手し、11月の公開を目指す。
電気機関車「ED76形」雄姿再現へ 小樽市総合博物館 : 読売新聞オンライン https://t.co/Zg3livQtjd
— 読売新聞北海道支社編集部 (@hokkaido_yomi) September 13, 2024
■後ろ部分ダミー製作
509号は昨年、人体に有害なPCB(ポリ塩化ビフェニール)を
含有する機器を車両から除去する作業を実施。
その結果、前頭部(長さ2.8m、幅3m、高さ3.6m)と動輪、
パンタグラフだけが残された。
展示にあたっては、失われた後ろの部分(約15.6m)のダミーを製作し、
前頭部と接続させて、実際の大きさを実感できるようにする。
見学者が運転席に入れるようにし、動輪やパンタグラフも展示する予定。
公開場所は敷地内にあるイベントハウスの覆い屋の下とするという。
■目標3000万円寄付募る
同博物館は、これらに要する事業費(2,000万円)と関連経費として
計3000万円を目標額とするクラウドファンディング(CF)を実施。
10月21日まで、ふるさと納税を利用した寄付を募っている。
大鐘卓哉・主幹学芸員は
「多くの鉄道ファンの方々に心配をかけたが、何とか一部ではあるが残すことができた。
貴重な鉄道遺産を、しっかり後世に伝えていきたい」と協力を呼びかけている。
返礼品として、寄付額に応じて、509号を、デザインしたオリジナルのトートバッグや
手ぬぐい、関連書籍などがプレゼントされる。
寄付の方法など詳細は博物館の特設サイトで。
<メモ>ED76形509号
道内で初めて小樽~滝川間が電化された1968(昭和43)年の製造。
耐寒・耐雪設備を備えた寒冷地仕様の車両として導入され、
北海道国鉄電化の開拓者として活躍した。
滝川市史に乗っている写真です
廃車となった86年から当時の北海道鉄道記念館に保存され、
小樽市総合博物館に引き継がれている。
小樽市総合博物館 公式サイト
電気機関車ED76展示施設整備のための寄付を募ります
小樽市総合博物館では、PCB機器等撤去のため解体された電気機関車ED76形509号の展示施設整備を今年度に実施します。
— 小樽市総合博物館(公式) (@OtaruMuseum) July 22, 2024
その展示施設整備の財源確保のため、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング(CF)を実施しますので、多くの方々からの寄付をいただければ幸いです。→ pic.twitter.com/PojVdAqzao
ホームページとFacebookでの発表、そして報道記事により解体が全国に伝わったことで
ファンの方や、関係者の方などから「解体は残念」という多くの声をいただきました。
残念な気持ちは博物館スタッフも同じで、処理作業に向け安全柵が取り付けられた時は
複雑な想いでした。
ところが解体を進めていく途中で部分的な保存の可能性が見えてきたのです。
そのため、ED76の片側前頭部を残した形での、保存・展示再開の可能性を探りました。
そして道内鉄道史において貴重な車両、歴史遺産を後世に伝えていくため
小樽市で展示施設整備事業を実施することが決定しました。
令和6年度はED76の前頭部展示にとりかかり、11月頃の公開に向けた整備を行います。
令和7年度にはもう1両のED75の外殻部展示作業を進める予定です。
電気機関車ED76の価値と魅力を引き出し、道内国鉄電化の歩みを伝える展示をつくる
北海道鉄道の発祥地である小樽は最初の国鉄電化の出発地でもあります。
蒸気機関車時代から新しい時代への移り変わりの瞬間に活躍したED76。
現在の私たちの生活につながる北海道の鉄道史を、来館者に伝える場としての展示。
そしてED76の前頭部を「実物×原寸×全体」というコンセプトで展示を行い、
その価値や魅力を引き出していきます
2024年7月22日(月)午前10時から10月21日(月)まで
ふるさと納税サイト「さとふる」 (satofull.jp)
という事で、電気機関車「ED76形509号の、人体に有害なPCB(ポリ塩化ビフェニール)を
含有する機器を車両から除去する作業をして先頭部のみとなって
その後の、展示方法について、心配していた所
後ろの方は、ダミーを作って、展示することになりましで
その資金は、クラウドファンディングふるさと納税で集めるという事になりました
それで、公開は11月頃だそうです