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高橋みなみが語った意外な境地…

AKB48、乃木坂46「なぜアイドルには人見知りが多いのか」

2024.05.11 06:00 SmartFLASH

 

どれくらい前からだろう。疑問に感じていたことがある。

それは、「なぜアイドルには人見知りが多いのだろう」ということだ。

 

 

谷口めぐ 握手会 風景

 例をあげてみる。以下は、この5年間で自らを「人見知り」と

称したことがあるアイドル(卒業生も含む)だ。

 

赤文字 これまで私の一推しメンバーに、したことがある人

青文字  これまで 上位 10位までの推しメンにしたことがある人

 

 

AKB48……小栗有以 倉野尾 成美 坂口渚沙 左伴彩佳 大盛真歩 佐藤美波 田口愛佳

       山内瑞葵 徳永羚海 小濱心音 迫 由芽実 橋本恵理子 山﨑 空

 

SKE48・・・・・・高柳明音 大場美奈 太田彩夏 小畑優奈 末永桜花 髙畑結希 上村亜柚香

        大谷悠妃 中野愛理 仲村和泉 野村実代 池田 楓 平野百菜 伊藤実希

        森本くるみ 奥野心羽

 

NMB48・・・・・・白間美瑠 川上千尋 本郷柚巴 梅山恋和 小嶋花梨 上西 怜 中川美音

        水田詩織 山本彩加 安部若菜 山本望叶 瓶野神音 坂下真心 坂田心咲

 

HKT48・・・・・・松岡菜摘 本村碧唯 栗原紗英 田中美久 矢吹奈子 今村麻莉愛 松岡はな

        運上弘菜 渡部愛加里 上島 楓 最上奈那華 福井可憐

 

NGT48・・・・・・清司麗菜 中井りか 長谷川玲奈 本間日陽 安藤千伽奈 藤崎未夢 諸橋姫向

        木本優菜 新沢葵唯

 

STU48・・・・・・石田千穂 瀧野由美子 峯吉愛梨沙 薮下 楓 尾崎世里花 川又あん奈

        中村 舞 立仙百佳 岩﨑春望

 

乃木坂46・・・・・・久保史緒里 佐藤 楓 山下美月 与田祐希 賀喜遥香 金川紗耶 田村真佑

        松尾美佑 弓木奈於 一ノ瀬美空 小川 彩 奥田いろは

 

櫻坂46・・・・・・小池美波 小林由依 平手友梨奈 渡辺梨加 渡邉理佐 田村保乃

       森田ひかる 守屋麗奈 藤吉夏鈴 山﨑 天 増本綺良 遠藤光莉 幸阪茉里乃

       遠藤理子 谷口愛李 的野美青 村井 優

 

日向坂46・・・・・・加藤史帆 高瀬愛奈 東村芽依 金村美玖 河田陽菜 小坂菜緒 富田鈴花

        松田好花 上村ひなの 山口陽世 小西夏菜実 宮地すみれ 渡辺莉奈

 

僕が見たかった青空……秋田莉杏 伊藤ゆず 岩本理瑚 金澤亜美 塩釜菜那 萩原心花

           長谷川稀未 宮腰友里亜 吉本此那

 

 

わずか5年でこれだけ列挙できるということは、調査範囲を広げれば、この何倍もの

アイドルが人見知りということ。

上記は秋元康氏が総合プロデュースしたグループに限ったので、さらに範囲を広げれば、限りない。

 

 もちろん、人見知りとはかけ離れた性格のアイドルもいる。

松井珠理奈(SKE488=卒業)や甲斐心愛(STU48)、清宮レイ(乃木坂46)の

ような正反対のタイプもいるにはいる。

だが、これだけ簡単に名前があげられるのは、さすがに異常事態と言わざるを得ない。

 

 なぜ彼女たちは人見知りと知りながら、人前で歌い、多くの人たちと接する機会のある

アイドルという職に就こうとするのだろうか。

 

 私が取材してきた限り、ほとんどの人見知りアイドルは、

オーディションに応募する前、「自分を変えたい」と考えていた。

 

 小さいころから内気な性格で、授業中は先生に指されないよう、下を向いて時間をやり過ごす。

もし指されても自分の意見など言えるはずもなく、ただ赤面するのみ――。

そんな発言を何度となく聞いてきた。

 

 彼女たちは、そんな自分が嫌なのだ。勇気を出そうとしても、うまくいかない日々が続く。

このままではどんな大人になってしまうのか、不安は日々大きくなっていく。

 

 そんな彼女たちに勇気を与えるのが、アイドルだ。シャイな少女たちは、

きらびやかな衣装を着て、スポットライトを浴びながら、歌い、踊る存在にあこがれるようになる。

私もいつかあんな風に踊れたら、どんなに気分がいいだろう――。

そう考えるのは自然だ

(人によっては、あこがれの対象がアニメかもしれないし、ほかの何かかもしれないが)。

 

 学校から帰ると、アイドルの動画をあさるようになり、

歌番組に出演する“推し”を欠かさずチェックするようになった少女は、

人生で初めて勇気を出す。オーディションに申し込むのだ。

 

 場合によっては何千倍、何万倍という狭き門を潜り抜け、

オーディションを通過した彼女たちは、異口同音に語る。

 

「私がアイドルに救われたように、私も誰かを救いたいです」

 

 これは、きれいごとではなく、本音だろう。

人見知りという過去がないと想像つかないかもしれないが、

少なくとも彼女たちは、そう信じて活動している。

 

 人見知りは、程度の差こそあれ、活動を通じて徐々に克服されていく。

なかには、グループ内では人見知りしなくなるものの、

“外仕事(同じグループのメンバーが誰もいない番組や舞台)”になると、

途端に人見知りに逆戻りする子もいる。

とはいえ、経験を重ねると、人との会話にも慣れてくるものだ。

 

 

 先日、あるアイドルがレギュラー番組で楽しそうに歌い、踊っていた。

持ち歌を披露していたのではなく、宴会芸のようなノリで歌っていたのだが、

その姿を見たメンバーたちは大爆笑していた。

数年前、私が彼女を取材したとき、彼女はこちらの質問に対し、数分間、沈黙を続けたことがある。

そんな人でも、少なくとも自分たちのレギュラー番組では、そこまで自分を解き放てるようになる。

 

 10年程前だろうか、AKB48に在籍していた高橋みなみが、こんなことを語ってくれた。

 

「私は人見知りです。でも、自分からそう話すことはありません。

もしそう言ってしまうと、相手との間に壁ができてしまうからです」

 

 その境地にたどり着くのはさすがに難しいだろうが、活動を通じて、いくらでも人は

変われるということだけは、何人ものアイドルが証明している。

もし、人見知りが理由で、オーディションへの応募を躊躇している人がいるなら、

気にすることなく応募したほうがいい。

運よくアイドルになれたなら、数年後には人見知りは、過去のものになっているはずだ。

 

このあと私のこの記事についての感想を書きたいと思います