北海道新聞デジタルに乗っている記事ですが
電気機関車「ED76」、前頭部のみに PCB除去し秋に展示再開 小樽市総合博物館
2024.03.12 11:59 北海道新聞デジタル
小樽市総合博物館は、
人体に有害な高濃度ポリ塩化ビフェニール(PCB)が検出された
電気機関車2両のうち、「ED76」の本館(手宮2丁目)での展示を今秋再開する。
車両全体の保存は技術的に不可能で、前頭部のみになった。
PCB問題で解体廃棄の懸念もあった
— 小樽後志情報局【公式】道新小樽報道部 (@otaru_news) March 11, 2024
小樽市総合博物館の電気機関車2両
ED76は秋に展示再開
技術上の難しさから前頭部のみの姿に
ED75はほぼ全体が残っていますが
展示再開は25年度以降ですhttps://t.co/lR4XIfxifE
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— 北海道新聞🖋️ (@doshinweb) March 12, 2024
同館は「外観は大きく変わったが、少しでも残そうと努めた結果。
理解してほしい」と話している。
PCBの除去作業は、昨年7月から10月にかけて実施。
車両の屋根を電気カッターで切断し、
PCBを含む変圧器など大型の機器を取り外した。
約18mあった車両は3mほど、総重量は90tから6tになった。
展示再開に向け、市は新年度予算案に関連事業費2,390万円を計上。
車両を塗り直すほか、長期展示に耐えるよう、上部への屋根の設置を検討する。
また、解体作業前に撮影しておいた車両の写真をつなぎ合わせて、
博物館内やインターネット上で見られるデジタルコンテンツも制作する。
PCBが含まれていたもう一両の「ED75」は、除去作業は完了しており、
外観をほぼそのまま残すことができたという。
ただ、展示に向けた整備が行われるのは2025年度以降になる。
両車両は1960年代に当時の国鉄が開発。
ED75は63年、道内の鉄路電化に伴い1両だけ製造された特別車両で
2010年にJR北海道の準鉄道記念物に選ばれた。
ED76はED75の改良型で、道内の主力電気機関車として、94年まで現役で運行されていた。
両車両の変圧器にPCBが含まれていることが判明したため、小樽市は本年度、
7,720万円を掛けて除去作業を実施。
解体後、廃棄する可能性もあったが、貴重な車両であるため、
市は可能な限り残す方向で作業を進めてきた。
両車両については、全国の鉄道ファンから保存を求める声が、同博物館に寄せられていた。
同博物館の大鐘卓哉主幹学芸員は「
姿が変わったことに、厳しい意見があるかもしれないが、車両を保存するために最大限努力した」
と説明。
「予算成立後、展示再開に向けて準備を進めたい」と話している。
という事ですが、以前にも書いた話しですが
ED76電気機関車の変圧器に有害部質のPCBが含まれていることで
当初は、すべて解体という話でしたが、一部でも残せないかという声が出ましたので
検討の結果、前だけという結果になりましたね