北海道新聞に乗っている記事ですが
津波災害時の線路横断可能に JR北海道方針
2024.01.16 23:54 北海道新聞デジタル
海沿いを走る721系電車 銭函~朝里間
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— 北海道新聞🖋️ (@doshinweb) January 16, 2024
JR北海道は16日、
津波災害時の避難に限り、踏切のない場所の線路横断を、条件付きで認める方針を明らかにした。
これまで踏切以外の横断は災害時でも原則禁止してきたが、国が容認する見解を示したことを受け、
軌道修正した。
既にJRに協議を申し入れている釧路管内厚岸町と登別市を含め、
全道の自治体が一定の条件を満たせば緊急時の避難計画に
線路横断を組み込めることになる。
北海道新聞の取材に答えた。
《1》緊急避難時に限る
《2》見通しの良い横断場所や具体的な避難経路を自治体が事前に絞り込む
といった条件を満たせば、踏切のない線路でも安全な横断が可能になると判断した。
今後は希望する自治体ごとに具体的な横断場所や条件、
線路に至る避難路の確保について道などを通じてJRと調整し、
協議が整えば確認文書を交わす。
現時点でJRと協議入りしているのは2市町。
厚岸町は駅構内の線路1カ所の横断を巡り、2014年までに、
駅職員の目が常時届くとして特例的に合意を得ており、駅外の1カ所でも調整中。
登別市は今月15日に協議を申し入れ2月以降に詳細を詰める。
小笠原春一市長はJRの方針を歓迎し
「3月末までをめどに必要な横断箇所の案をまとめ、提案したい」と述べた。
北海道の津波浸水想定マップなどによると、
JR北海道の在来線の線路が浸水する可能性のある自治体は
太平洋側に18市町、日本海側とオホーツク海側に各3市町あるとみられる。
和歌山県串本町では、1993年の北海道南西沖地震を契機に
JR西日本との議論が始まり、津波警報時に限り線路横断を組み込む緊急避難路が
2001年に設置された。
JR北海道などは先行例と位置づける。
鉄道営業法は
「鉄道地内にみだりに立ち入る行為」に罰則を設け、
JR北海道は災害時も線路への無断立ち入りを原則禁じてきた。
11年の東日本大震災などを踏まえ、道内沿岸部の自治体から
「線路が避難の支障になる」と緊急的な横断を求める声が上がっていた。
迅速な避難の必要性が高まる中、国土交通省が昨年10月に
「天災、火事、人命救助などの場合は(禁止事項に)該当しない」との見解を示し、
同社は対応を再検討していた。
(工藤雄高、高木乃梨子)
という事、これまで、
「鉄道地内にみだりに立ち入る行為はしてはいけない」と
鉄道営業法に規定していたそうですが
災害時に限りで、見通しの良い横断場所や具体的な避難経路を
自治体が事前に絞り込み場所を指定するという事になると思いますが
どこでもいいという訳ではないと思いますね
室蘭本線北舟岡駅