北海道新聞に乗っている記事ですが

紙面には1月1日付け新聞に乗っているそうです

 

JR北海道、豪華列車運行へ 26年4月全道周遊 茶室も

2023.12.31 23:40 北海道新聞

水戸岡鋭治さんが車両をデザインしたJR九州の「ななつ星」。

JR北海道も豪華観光列車を走らせて訪日客や道外客を呼び込む

 

 JR北海道は2026年4月をめどに、

同社としては初めて豪華観光列車を本格運行させる方針を固めた。

既存の車両を全面的に改造し、食事ができるラウンジ席や茶室などを備える。

全道の路線を周遊させ、地元負担を前提に存続を目指す

赤字8区間(通称・黄色線区)の活性化につなげるほか、新型コロナウイルス禍後に

回復基調にある訪日客や道外客の呼び込みを図る。

 

 豪華観光列車は「赤い星」と「青い星」(いずれも仮称)。

デザインはJR九州の観光列車「ななつ星」を、手がけた水戸岡鋭治さんに依頼する。

 釧網線や富良野線を走る「ノロッコ号」が、

車両老朽化のため25年度で運行を終えるのに合わせて導入する。

道内で使われてきたキハ143形を計約17億円かけて改造する。

 列車はともに4両編成で価格や設備に違いを出す。

「赤い星」(釧路湿原編成、定員100人程度)は、高価格帯となるグリーン席以上の位置づけ。

夏から秋にかけては道内を周遊するクルーズ列車として、

冬から春にかけては釧網線を中心に運行する。

個室や展望席のほか、ラウンジ車両に厨房(ちゅうぼう)を設けて

本格的な食事を提供し、茶室で乗客をもてなす。

 

 一方、「青い星」(富良野・美瑛編成、定員200人程度)は普通席並みとする。

夏に富良野線を中心に、それ以外は道内各地で運行する。

4人がけボックス席や展望席を設け、主に短距離で利用しやすい列車を想定する。

 JR北海道は黄色線区について、国や自治体の支援を得て維持する仕組みをつくりたい考え。

新たな観光列車は宗谷線や石北線など黄色線区でも運行する見通しで、

多くの訪日客や道外客を呼び込むことができれば、

沿線に宿泊や消費の増加といった経済効果をもたらすことができる。

利用者減少に直面する各路線の存続にも一役買いそうだ。(桜井翼、本庄彩芳)

 

■観光客獲得へ積極姿勢

 <解説>

JR北海道が新たな豪華観光列車、「赤い星」と「青い星」(いずれも仮称)を運行させるのは、

訪日客をはじめとする観光客を積極的に、地域に取り込んでいく姿勢を示したいためだ。

 人口減少や新型コロナウイルス禍による行動変化で鉄道利用が低迷する中、

観光は成長が見込める数少ない分野。

JRは両列車の収支について2030年前後に単年度で、黒字化することを目指している。

観光列車を目当てに道内を訪れる人が増えれば、接続する特急列車などの利用も伸びる

効果が期待され、収益改善につなげることができる。

 JRは列車の運行に当たって、国や道から支援を受けられないか、今後協議する方針だ。

21年に運行を始めた観光列車「ラベンダー編成」では、国や道の支援を受け、

第三セクター「北海道高速鉄道開発」が、車両を所有しており、

同様の仕組みが念頭にあるとみられる。

観光客を呼び込む鉄道の役割について、幅広い理解を得られるかも注目される。

 

 JR北海道は11年の石勝線特急火災事故以降、安全対策の強化など守りの経営に徹してきた。

一方で鉄道各社は、JR東日本のトランスイート四季島など、

名物列車を地方路線の活性化に生かしている。

新たな観光列車が成功すれば、積極経営に打って出るきっかけにもなりそうだ。

(桜井翼)

 

 

という事で、JR北海道でも豪華列車運行し 26年4月頃から

全道周遊の列車を運行するそうです

 

これは、ほかのJRグループでやっている例を

参考にすればいいと思いますね

 

たとえば、JR四国の、伊予ものがたりでやっている

 

地元の人のお見送りを北海道でもやるとか、その列車を一定時間とめて、地元の産品を売るとか

(ロイヤルエクスプレス北海道運行時でもやっていますね)

このような事をやって、地元経済も、うるおう仕組みを作ればいいと思いますね