乗りものニュースに乗っている記事ですが

 

りんかい線」の既存車両はどうなる 新型車両で「全車置き換え」へ 新天地で活躍も?

2023.11.07 乗りものニュース

 

70-000形全車両を新型車両に置き換えへ

 りんかい線を運営する東京臨海高速鉄道は

2023年11月6日(月)、新型車両「71-000形」の導入を発表しました。

既存車両の70-000形は、今後どうなってしまうのでしょうか。

りんかい線71-000形のイラスト

りんかい線71-000形のイラスト 車内

 

りんかい線の70-000系。

 

 

 新型車両は2025年度下期から営業運転を開始し、

2027年度中に8編成80両を導入する予定。

現在走っている70-000形は、新型車両の導入予定数と

同じ8編成80両が在籍しており、全て置き換えられることになります。

 

 現行車両の70-000形は、りんかい線開業直前の1995(平成7)年に登場した、

JR東日本の209系をベースとした車両です。

ただ、車両前面のデザインや内装の色調、座席形状などが、209系とは異なるほか、

客室側のドアにも化粧板が貼られているなど、独自色も目立ちます。

りんかい線の70-000系 車内

 

 座席モケットは当初、水色に近い色でしたが、後に濃い青系のものに交換。

また、VVVFインバータの交換などの、機器更新が実施され、走行音が変化しています。

さらに、ドア上の案内表示器も文字式のLEDから

液晶ディスプレイ(LCD)に交換されるなど、印象が変わっています。

ただ、登場から30年が近づき、老朽化が進んだため、

いよいよりんかい線からは退くことになります。

 

新型車両に置き換えられる70-000形について、東京臨海高速鉄道は

「他事業者への譲渡も含めたリユースの方法を検討していきます」と話します。

今後、新天地での活躍を見ることができる可能性もありそうです。

 

 ちなみに、70-000形にはJR東日本へ譲渡され、

八高・川越線で「209系3100番台」として使用された車両もありますが、

既に引退しています。

これは第3セクターからJRに車両が譲渡されるという極めて珍しいケースでした。

 

 

りんかい線を運営する東京臨海高速鉄道 公式プレスリリース

 

 

りんかい線に新型車両71-000形を導入します