どちらも北海道新聞デジタルに乗っている記事ですが

 

特急宗谷 比布・剣淵駅停車実証実験始まる 住民歓迎「乗り換えなく快適」

2023.08.22 08:02 北海道新聞デジタル 

 

 

【比布、剣淵】

宗谷本線調査・実証事業協議会(事務局・名寄市)が

21日に始めたJR宗谷線の利便性を探る実証実験では

比布、剣淵の両駅に特急列車が臨時停車した。

宗谷線の主要12駅のうち、特急が停車しないのは両駅のみ。

実験では、利用者のニーズを把握することも狙いの一つになっており、

沿線自治体や地元住民は「利用者が増えて地元経済にもプラスになる」

「利便性を上げてほしい」と期待を寄せている。

 

 午前7時半に札幌駅を出発した特急列車「特急宗谷」は同9時15分ごろ、比布駅に到着。

普段は特急が通過するだけの同駅ホームでは、村中一徳町長や地元住民ら約20人が

横断幕を掲げて利用客を歓迎した。

町のマスコットキャラクター「スノーベリー」も駆けつけ、

利用客は一緒に記念撮影をするなどして楽しんだ。

 

 出張先の札幌から乗車し、比布駅で降り立った町内の公務員、藤原朝美さん(45)は

「乗車時間が短く、旭川での乗り換えもなくて快適」と期待。

村中町長は「特急が沿線自治体全てに止まり、鉄路がつながってこそ意義がある。

経済効果や生活の足としても重要だと実感している」と話した。

一方、一部の利用客からは

「移動は車のほうが便利。定期的な利用は難しい」との声も聞かれた。

 

 実験は、JR北海道が「単独では維持困難」とする名寄~稚内間の存続に向け、

同協議会が国や道の補助金を活用して実施。

特急宗谷が比布、剣淵の両駅に、

下り(稚内方面行き)が比布午前9時15分、剣淵同35分、

上り(札幌方面行き)は剣淵午後8時54分、比布同9時15分が臨時停車。

9月3日までの14日間の期間中、

乗降者数や利用目的などを調べる。

21日の下り線乗降客数は比布駅で各2人、剣淵駅で各2人だった。

 宗谷管内では、今月29日まで幌延駅などから

稚内市内の高校2校に生徒の登校用の直通バスを走らせている。

(伊勢裕太、増田隼斗)

 

 

 

動画

緊急速報】臨時停車初日に比布駅から特急宗谷号に乗車してきた【特急宗谷】

 

幌延から稚内へ高校直通バス「便利」 宗谷線実証事業 普通列車廃止への懸念も

<鉄路の行方>

2023.08.22 13:19

 

 

【稚内】宗谷本線調査・実証事業協議会(事務局・名寄市)が21日に始めた

JR宗谷線の利便性向上策を探る実証事業では、JR幌延駅や豊富駅などから

市内の高校2校まで直通バスが運行し、生徒から「便利」と歓迎の声が上がった。

一方、バスの利便性が認められれば、「普通列車が廃止されるのでは」との見方もあり、

関係者は事業の行方を注視している。

 高校への直通バスは29日まで土日を除く7日間運行する。

午前6時50分に幌延駅を出発し、同じ時間帯の普通列車と並行する形で

豊富、兜沼(豊富)、抜海(稚内)の各駅にも停車して

午前8時過ぎに稚内高の近くと稚内大谷高に到着する。

 

 稚内高は生徒11人が利用。

普段、兜沼駅から普通列車で南稚内駅まで行き、その後学校まで約20分歩いている2年生の

本間紫苑(ほんま しおん)さんは「歩く距離がいつもより短く、

10分くらい早く学校に着いた」と、うれしそうだった。稚内大谷高は生徒6人が乗り、

幌延駅から乗車した3年生の佐藤花奏さんは

「バスの方が冷房があって涼しく、1人の空間があって快適」と笑顔だった。

 今回の実証運行について、市内の関係者は「直通バスが便利だとなれば、

普通列車が廃止されて廃線への議論が進むのでは」と心配する

同協議会は「廃線ありきで行っているわけではなく、あらゆる角度から可能性を探る」と話すが、

名寄~稚内間はJR北海道が、「単独では維持困難」とする赤字8区間の中でも

利用者が少ないだけに、懸念はくすぶる。

 実験では9月1~30日に名寄―稚内間の特急料金を助成し、

利用者は特急券の自己負担分が10円になる。

対象は稚内、豊富、幌延、中川、音威子府、美深、名寄の

7市町村の住民で、切符購入後に各自治体の窓口で申請する。

(鳥潟かれん、菊池真理子)

 

まず、名寄市市役所公式ホームページに乗っている

宗谷本線調査・実証事業協議会 (事務局・名寄市)の記事です

比布・剣淵駅特急列車停車実証実験についてですが

札幌・滝川方面に乗り換えなしで行けることですが

これは、地元の人というより、札幌などの遠方の人が

観光に来やすいという事ですね

 

次に、幌延町や豊富町から稚内市内の高校に通う人のため

直通バスを出したしたそうですが、

あれじぁ、廃線ありきに聞こえますよね

それよりは、JR定期券利用者限定で、学校直通バスを

出した方がいいと思いますね

記事に乗っている子は、南稚内駅から稚内高校まで

歩いて20分かけて歩いているそうですから

 

そして、稚内、豊富、幌延、中川、音威子府、美深、名寄の

7市町村の住民が特急料金助成という事ですが

まず、通常通り、特急券を買って、その領収証を

市役所・町・村役場の担当窓口に行って申請して

後日、申請者の銀行口座に自己負担分10円を除いた金額が

振り込まれるそうですが、利用前申請で、市町村発行の

特急料金助成書をもって駅の窓口で特急券を買う方式

出来なかったのでしょうか 

 

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