北海道新聞デジタルに乗っている記事ですが

 

JR北海道「キハ183系」、

シエラレオネの民間鉄道会社に売却 8月以降に函館港から輸出

2023.07.07 10:45 北海道新聞デジタル

【函館】

3月で定期運行を終えた、JR北海道の特急型ディーゼル車「キハ183系」が、

アフリカ西部のシエラレオネの民間鉄道会社に売却されることが分かった。

車両は8月以降、函館港から船で運ばれる予定だ。

 

 

 キハ183系は国鉄時代の1979年に、北海道専用の特急気動車として開発され、

民営化後の主力車両として86年にモデルチェンジ。

「北斗」「オホーツク」などで利用された。

今回売却されるのは18両と、エンジンや車輪などの関連部品。

車両は今月4日から6日にかけて札幌から鉄路で函館港に運ばれた。

 

 輸出を担当する貿易商社「ウエストコーポレーション」(東京)によると、

8月前半に7両、残り11両も年内をめどに輸出する。

現地では旅客用として活用される見込みで、運行開始時期は未定。

 同社は、寝台特急「北斗星」をけん引したディーゼル機関車などを

東南アジアに輸出した実績がある。

 今回はJR北海道からキハ183系の車両などを購入し、同国の鉄道会社に売却する。

売却先の会社名や契約額は非公表。

ウエスト社は「耐久性など品質の高さを生かし、

アフリカの鉄道インフラ発展に貢献してほしい」と期待を寄せている。

(中橋邦仁)

 

シエラレオとは、どんな国なのかというと

 

シエラレオネ共和国(シエラレオネきょうわこく)、通称シエラレオネは、

西アフリカの西部、大西洋岸に位置する共和制国家でイギリス連邦加盟国である。

北にギニア、南東にリベリアと国境を接し、

南西は大西洋に面する。首都はフリータウン。

 

奴隷制から解放された黒人たちの移住地として

1808年にイギリスの植民地となり、1961年に独立した。

 

10年以上続いた内戦と、高いHIV(エイズ)感染率による影響で、

2020年時点で平均寿命が世界で11番目に短い国

(2020年推定で59.8歳

(男性:57.1歳、女性:62.6歳)WHO報告)となっている。

 

WHO ダブルエイチオー 世界保健機関

 

 

日本国内にシエラレオネ大使館は無く、在中華人民共和国大使館が兼ねている。

また、シエラレオネにも日本大使館は無く、

在ガーナ大使館が在シエラレオネ大使館を兼ねている。

 

在留日本人数  27人(2021年1月現在

在日シエラレオネ人数  61人(2020年6月現在)

 

 

主産業は鉱業であり、

シエラレオネは1930年にダイヤモンドが発見されて以来、

ダイヤモンド採掘を基盤とした輸出国である。

シエラレオネ特別企業合同は、25年間ダイヤモンドの探査権を独占し、

利益の多くを政府に上納していた。

しかし、同時に大部分のダイヤモンドが密輸出されている。

南西部が最もダイヤモンドの埋蔵量が多い地域であり、

これを巡って過去に内戦が発生している。

内戦終結後、政府は再びダイヤモンド産業の発展に力を入れており、

2007年就任したアーネスト・コロマ大統領は

ダイヤモンド採掘や研磨産業を育てようとしている。

ダイヤモンドはシエラレオネ最大の輸出品であり、

2015年には総輸出の30.2%を占めた

 

シエラレオネの鉄道

 

 

公設鉄道

シエラレオネの鉄道の歴史は、

イギリス植民地時代の1897年に直轄植民地フリータウンから

近郊のウェリントンを結ぶ 11㎞ の区間が開通したことに始まる。

同区間は以後、内陸のボーやケネマへと順次延伸され、

マケニへと向かう支線も敷設された。

1930年代には総路線長 500㎞ に及んだ。

軌間は 76㎜  、事業者はシエラレオネ政府鉄道。

シエラレオネ共和国の独立後、運行環境が悪化し、

1974年には全路線の操業が停止した。

 

21世紀の初頭、フリータウン近郊の港町の埠頭にあった

上記路線の操車場に、当該路線で運用されていた

蒸気機関車やディーゼル機関車、客車などが放置されているのが見つかった。

再発見された車両の中には、1961年のエリザベス2世女王

シエラレオネ訪問時のお召列車も含まれる。

操車場は博物館に改装され、2005年に

これらの車両を展示するシエラレオネ国立鉄道博物館として開業した[1][2]。

 

私設鉄道

一方で、上記鉄道網とは別個に、1933年に鉄鉱石を産出する

マランパ鉱山からペペル港を結ぶ、85㎞ の私鉄路線が

Sierra Leone Development Companyに、より敷設された。 

シエラレオネ デベメント カンパニー

シエラレオネ 開発会社

軌間は 1067㎜である。

1930年代当初はベイヤー・ピーコック社製ガーラット式蒸気機関車

3台による運行であったが、1950年代にバーミンガム鉄道車両会社製の

ディーゼル機関車5台が導入された。

 

このマランパ-ペペル鉱山鉄道は、

ポート・ロコで採掘したボーキサイトを運ぶためにも使われた。

しかしながら、マランパ鉱山における鉄鉱石の採掘が

1990年代の内戦(シエラレオネ内戦)の影響で中断すると、

路線は荒廃した。

2005年にはレールや枕木の盗難が発生していることが報告された。

 

内戦終息後の2009年に、

シエラレオネ国内でダイヤモンド鉱山の採掘を手掛ける

African Minerals(アフリカ ミネラルズ・アフリカ鉱物)社が、

マランパ-ペペル鉱山鉄道の全線を買い取り、

標準軌(1435㎜)への切り替えを含む線路の復旧を進めた。

これと同時に、鉄鉱石やボーキサイト鉱山を

有するトンコリリ地区(英語版)への延伸も実施され、

2011年に完工した。

マランパ鉱山における採掘も2012年頃に再開する。

しかしながら、その後のエボラ出血熱禍及び鉄鉱石価格の

低迷により、African Minerals が保有していた鉄道路線は、

2015年4月、中華人民共和国の国有企業である

山東鋼鉄集団に譲渡されることとなった

 

という事で、アフリカ西部の国のシエラレオネに

JR北海道のキハ183系が譲渡されるそうですね

 

日本の鉄道車両は、諸外国では評判がいいですからね

あとは、きちんと運転手の育成と車両の整備をきちんとしてほしいですね

 

あとこの話が報道されると

ネット上では、シエラレオネの国旗が

ファミリーマートのマークに似ていると言われています