乗りものニュースに乗っている記事ですが

 

地震で廃車の新幹線 異色の

「第二の人生」を歩んでいた!? 解体免れた活用先とは

2023.05.25 乗りものニュース

 

JR北海道が、2022年3月に発生した福島県沖地震で被災して

廃車となった新幹線車両を再利用しようとしています。

どのように活用するのでしょうか。

福島県沖地震で脱線、損傷して廃車に

 

 

 2022年3月に発生した福島県沖地震で、東北新幹線は大きな被害を受けました。

福島~白石蔵王間では、車両の脱線事故が発生。

脱線した列車は、JR北海道の「H5系」10両とJR東日本の「E6系」7両を

連結した編成で、約半月かけて線路に戻して白石蔵王駅へ収容されました。

 

H5系。

 

 しかし車体の歪みや台車部品の曲がり、モーターの破損などが確認されたことから、

登録抹消を意味する「廃車」扱いとなっています。

当該のH5系H2編成は2014年に新造されたもので、

東北・北海道新幹線での活躍は約8年という短さでした。

 

 この廃車となったH5系、

実はJR北海道は全車解体せず、有効活用しようとしています。

 

 JR北海道 広報部によると、被災したH5系は仙台に運ばれ、そこで10両編成のうち

4両(5、6、7、8号車)については、座席やカーテンなどを取り外したあと、解体済み。

残った6両(1、2、3、4、9、10号車)は、

北海道新幹線の車両基地である「函館新幹線総合車両所」に運ばれ、

新たな6両編成として再組成し、留め置かれているそうです。

6両編成のH5系」何に使われる?

 営業運転時にはあり得なかった「6両編成のH5系」が生まれた形ですが、

今後どのような「第二の人生」を歩むのでしょうか。

引き続きJR北海道に尋ねてみました。

 

――この6両編成のH5系は、今後何に使われるのでしょうか。

 

 現在、どのように活用するかを検討しており、

乗務員養成や検修社員養成、訓練など、社員教育用として使用する予定です。

 

――再び本線上で姿を見られることはあるのでしょうか。

 

 

車両基地内を低速で走行することは可能ですが、

本線上の走行については、列車として必要な処置は行わないため、不可能です。

 

――今回、H5系が廃車となったことで、

車両数が減少していますが、どのようにして運行本数を維持しているのでしょうか。

 

 運行に影響が無いよう、必要に応じて、

性能など基本的な仕様が同じであるJR東日本の「E5系」を借用しています。

なお代替車両の新造予定はありません。

 

※ ※ ※

 

 旅客用の運用から外れた後も、無駄にせずしっかりと活用される新幹線車両。

短くなったH5系はあくまで非走行用ですが、

もしかしたら「車両基地イベント」などでお目にかかる機会があるかもしれません。

 

ということで、JR北海道のH5系は増備の可能性は

今の所ないようですが、札幌延伸時に、H5系または新形式車両が

作られると思います

 

E5系は、2021年9月21日にU46編成の運用を開始してから

長らく、増備されませんでしたが、

この前の5月22日に、日本テレビ系で20:00から放送されました

人生が変わる1分間の深イイ話スペシャルで

1年半ぶりに増備されましたU47編成が紹介されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとこの、短くなったH5系は、営業運転はできなくなりましたが

各種イベント、撮影会や、運転体験イベント グランクラス乗車体験などができる他

乗務員養成や検修社員養成、訓練など、社員教育用として、使用できますよね