乗りものニュースに乗っている記事ですが

 

青春18きっぷ旅の友?生き残る「長旅普通列車」最も長時間走り続ける鈍行はどこか

2022.12.10 乗りものニュース

青春18きっぷによる旅行では、生活利用にとどまらない、

普通列車による長時間乗車という「非日常」を体感できるのも

楽しみのひとつです(修行という見方もありますが)。

2022年度の冬、特急や新幹線などをのぞいた日本全国の普通列車で、

始発駅から終点まで最も長時間かかる列車はどこを走っているのでしょうか。

今回は乗車時間5時間を超える列車をピックアップします。

 

 

●飯田線(JR東海):上諏訪9:22→豊橋16:16(6時間54分)、

           豊橋10:42→岡谷17:33(6時間51分)

「キングオブローカル線」とも言われる飯田線。

93駅間、195.7㎞を延々と走り通す列車が1日数往復運行されています。

途中で特に長時間停車があるわけでもなく(最大で8分待ち)、

各駅にチマチマと停車していくだけで7時間近くがかかるのです。

 

●宗谷本線(JR北海道):旭川6:03→稚内12:07(6時間4分)

 日本最北端をゆく、同じく「キングオブローカル線」である宗谷本線。

39駅間、259.4㎞を走りとおす列車は、

現在稚内方面の始発1便のみとなっています。

かつてはもっと駅がありましたが、JR民営化後20駅近くが廃止され、

時刻表の当該路線欄もずいぶん寂しくなってしまいました。

 

●根室本線(JR北海道):新得14:35→釧路19:59(5時間24分)

 帯広を経由して道東を延々と走る列車です。

25駅間、172.1㎞を走り抜ける列車は上下計5本が運行されていますが、

最速で3時間53分、その他の列車も4時間ちょっとというなか、

この新得14:35発の釧路行きだけ飛びぬけて時間がかかっています。

 

 この列車は芽室で21分、池田で24分、白糠で16分……

特急の通過待ちなどで「休憩」を挟みながらのんびり走ります。

途中下車し放題の「青春18きっぷ」の旅、せっかくの機会なので、

ふらっと駅を出て、それぞれの街の空気に触れてみるのもいいでしょう。

 

●土讃線(JR四国):多度津15:59→伊野21:20(5時間21分)

 四国の玄関口・坂出に近い多度津駅から、

「四国の背骨」である二つの厳しい峠越えを経て高知県へ入り、

高知駅を過ぎて、郊外の街である伊野駅まで、40駅間、138.0㎞を駆け抜ける列車です。

超閑散区間を一気に抜ける貴重な列車なので、18きっぷ旅行での移動には重宝します。

ただし阿波池田駅で早々に日没を迎えるため、渓谷美を車窓から楽しむことはできません。

 

●予讃線(JR四国):高松12:13→松山17:31(5時間18分)

 四国を東から西へ、2県の県庁所在地をむすぶ列車です。

55駅間、194.4㎞を走り抜けます。

高松~坂出間を快速運転するのにもかかわらず、

同種の列車の中では最も長時間運転となっています。

その理由は、途中の観音寺駅で26分、伊予西条駅で37分の待ち時間があるからです。

 

※ ※ ※

 

 その他、高山本線や山陰本線など、

ローカル幹線を4時間以上かけて走り抜ける列車が存在します。

意外に長時間列車が無いのが山陽本線で、

かつては岡山~下関間を延々と走る列車がありましたが、

現在は三原・岩国で運行体系が完全に分断されてしまい、

「乗りっぱなし移動」を楽しむことはできなくなってしまいました。

また北海道の根室本線にも、滝川~釧路を8時間21分かけて

走る列車がありましたが、災害による不通で消滅しています。

 

 

という事で、記事の最後にありますように

以前は、滝川~釧路を8時間21分かけて、走る列車がありましたが

2016年(平成28年)同年8月31日に北海道に上陸した台風10号による

被害の影響で現在も東鹿越駅~新得駅間は運行休止が続いている。

それで、2022年(令和4年)1月28日、富良野市、南富良野町、新得町、占冠村の

関連4市町村は、富良野駅~新得駅間についての鉄道存続を断念し、

バス転換を容認しています。

 

それで、滝川駅には、最長運行時間の普通列車の始発駅のポスターがありました

私は、滝川~釧路の列車には、全区間に乗ったことがなく

乗ったことがあるのは、滝川→池田間だけです。

そして、現在、新得~釧路の列車は、JR北海道の最新型両H100形

ディーゼルカーが運行していますね