まず北海道新聞に乗っている記事ですが

 

廃車寸前からよみがえった! 

前輪2軸のレトロバス40年ぶり走行 旭川、ツアー計画も

2022.09.28 00:30 北海道新聞

動画 

廃車寸前からよみがえった! 前輪2軸の希少バス、40年ぶりに旭川市内を自走

北海道新聞 動画

 

 

旭川電気軌道 公式動画

 

【旭川】

1960年代に全国で12台だけ販売された昭和レトロなバスが27日、

約40年ぶりに旭川市内を自走した。

路線バスを運行する旭川電気軌道が中心となり、

廃車寸前だった63年製造の車体を1年余りかけて復元。

この日、念願の車検を取得した。10月下旬のバスツアーで使用開始予定。

 

 よみがえったのは国内外で唯一、前輪2軸で後部エンジン型のバスとされる

三菱ふそうMR430。全長約12mと長く、定員110人は一般的なバスより5割ほど多い。

高度経済成長期に通勤通学の大量輸送に応えるため、旭川電気軌道が

旭川で走らせた3台のうちの1台。

小回りが苦手で78年に姿を消していた。

 

 リベット(ビス)だらけの外観や小ぶりな窓が昭和を感じさせる。

上川管内東川町内の自動車整備工場に保管されていた

バスを昨年6月に譲り受け、車体の鉄板など部品の9割以上を新調した。

バス専門誌を発行する「ぽると出版」(東京)の和田由貴夫編集長(69)によると、

現存する同一車種は他に京都に1台あるが、

「客を乗せて公道を走れるのは旭川の車体のみで、驚きだ」と言う。

 

 旭川電気軌道運輸事業部の矢野寿典(やの としのり)次長(43)は

「4年後の会社設立100周年に向け、バスの歴史を伝える存在としてイベントなどに

活用したい」と話す

旅行会社がバスファン向けのツアーを計画している。(西野正史)

 

 

つついで、自動車関連 ニュースサイトのくるまのニュースに

乗っている記事ですが

 

 

奇跡の復活! 約40年ぶりによみがえった激レアな「6輪」大型バスを

旭川電気軌道がレストア! 特別ツアーも開催予定

2022.09.29 くるまのニュース

 

北海道でバスを運行する旭川電気軌道は2022年9月27日、

公式ツイッターで約40年ぶりに生き返った「MR430」というバスを公開しました。

一体どのようなバスなのでしょうか。旭川電気軌道に取材しました。

 

北の大地によみがえった6輪バス レストア過程は苦労の連続

 北海道でバスを運行する旭川電気軌道は、2022年9月27日に

公式ツイッターにて、「MR430」というバスが車検を取得し、

ナンバープレートが交付されたと画像付きでツイートしています。

 

 このバスは約40年ぶりに生き返ったといい、常設展示やツアーも予定しているとのことです。

 

 この「MR430」というバスは、

三菱ふそうが製造したフロントが2軸で計6軸で走行するという、

日本国内では珍しいタイプの大型路線バス車両。

 

 外装はリベット留めの無骨なボディが特徴で、

全長約12Mという当時の路線バスとしては異例とも呼べるほど

大きいサイズのボディを持つバスでした。

 

 旭川電気軌道では、合併する前身の「旭川バス」が昭和35年に3台導入。

自慢の3軸と広い室内を活かした、大量輸送をおこなってきました。

 

 しかし、大きすぎたことが裏目に出てしまい、

昭和53年(1978年)まで営業運転をおこなった後、3台全てが引退。

その後は、2021年にレストアが開始されるまで約40年間放置されていました。

 

 今回、レストアのきっかけとなったのは、バスの車体を最後に所有していた方から

「もらってくれないか」と話が来たことです。

奇しくも、5年後に旭川電気軌道が、会社設立100周年を迎える2021年のこと。

 

 レストアにあたり、書類関係を揃えるためにまずは歴代オーナーを追跡。

旭川バスが手放した後は3人のオーナーの手に渡ったといいます。

 

 1人目のオーナーは山の上にある牧場の倉庫として使っていたそうです。

2人目は、そこで使われているのを発見。

じつはこの時に旭川電気軌道に対してレストアしないかという話もあったとのことです。

 

 3人目は東京の方で、バス自体は隣町の整備工場に保管。

事情によりバスを置いておくことができなくなったために、

引き取らないかという話が持ち上がり、今回のレストアが計画されました。

 

 しかし、約40年もの歳月を外で過ごしてきた、MR430の車体はかなりの傷み具合。

 

 屋根は雪害により潰れてしまっており、特徴的なリベット留めの外板もサビが浮き、

フロントバンパーは、くの字に曲がっているほか、車体にめり込んでしまっています。

 

 そこで、整備工場は外板を「作り直す」ことを決意。

3000本ものリベットをすべて外し、

1枚ずつ外反を剥がしては、その形の通りに復元しました。

 

 当初は、内外装のみの軽いレストアを予定していましたが、

補助金を使用したのでナンバーを所得する必要が発生。

エンジンなど機関系にも手をいれる必要があります。

 

 整備工場には運行当時から所属する整備士も1名在籍しているとのことですが、

整備をおこなっていた期間とバスの活躍期間がほとんど被っておらず、

MR430の整備について何もわからないまま開始となり、地道な作業がおこなわれました。

 

 一方で、エンジンの内部はエンジンヘッド部のガスケット(パッキン)などの

パーツは当然なく、「オリジナルの機関のままで復活した。

あまりサビが回っていなかったのは奇跡だ」と運輸部の担当は話します。

 

 2022年9月27日、新車のバス1台分のレストア費用をかけたMR430は、

ついにナンバーが交付され、約40年ぶりに路上に復帰。

ナンバープレートは下4桁が「・128」で、希望ナンバーだといいます。

これは現役当時と同じ番号です。

 

 旭川電気軌道は2022年10月21日に特別ツアーを実施予定。

今後は「いつ壊れるかわからない」としつつも、動態保存を目標としています。

 

 このMR430について旭川電気軌道の担当は

「いまはバリアフリーが進んだバスも、当時はバリア“アリー”だったので、

公共交通機関としてのバスの進化を学んでもらいたい」と話しています。

 

 

 

 

 

 

という事で、日本旅行北海道 企画の

MR430形3軸レトロバス復元記念特別ツアーが

2022年10月21日金曜日に行うそうです

参加費用33,000円

詳しくは、下記のリンクから 申し込めます