北海道新聞に乗っている記事ですが

 

キハ40でゆく富良野~幾寅 7月2日に臨時列車運行 「国鉄色」の2両で

通常の営業運行で布部駅に停車していた

「国鉄色」のキハ40形(富良野鉄道未来の会提供)

 

 

 【富良野】

JR北海道が「単独で維持困難」として廃止・バス転換を求めてきた

根室線の富良野~幾寅駅間で7月2日、

臨時列車を運行するイベント「キハ40でゆく根室本線の旅」が

初めて行われる。国鉄時代の1977~82年に製造された車両「キハ40形」は、

老朽化のため新型車両への更新が進む。

主催する富良野鉄道未来の会(宮田均会長)は「鉄路の未来を考えながら、

列車からの景色や停車駅での列車の撮影などを

楽しんでほしい」と参加を呼び掛けている。

この企画で使う車両とは違います

 

 キハのキは気動車(ディーゼルエンジン付き車両)の意味。

ハはグリーン車ではない普通車を示す。

運行する臨時列車のキハ40形は、朱色とクリーム色が特徴的という

「国鉄色」の車両2両編成とする予定だ。

 

 列車は、当日の午前9時10分に富良野を出発し、東鹿越に10時35分に着く。

参加者は2班に分かれ、故高倉健さんが主演した映画「鉄道員(ぽっぽや)」が

撮影された南富良野町の幾寅駅までバスで往復する。

正午に東鹿越を出発し、山部に午後0時51分に到着する。

山部からは1時35分に発車し、東鹿越に2時21分に到着。

最後は東鹿越を2時30分に出て、富良野に3時30分に戻る。

 

 先頭車両には「ふらの 臨時 富良野~東鹿越」と書かれた円形のヘッドマークも

新調して取り付ける。

さらに布部、山部、下金山、東鹿越の各駅での物販や山部駅でのメロンの試食・販売もある。

 

 キハ40形は、今年3月のJR北海道のダイヤ改正に合わせ、

根室線の新得~釧路間では姿を消している。

引退前には、道内外から訪れた多くの鉄道ファンが、沿線の撮影スポットに集まっていた。

富良野~幾寅駅間で行う今回のイベントでも、

参加者が列車の撮影も楽しめるよう、各駅での停車時間は長めに取ってある。

 

 募集定員は80人で、弁当付きの参加費は11,000円。

申し込み・問い合わせは富良野鉄道未来の会事務局の松原良成さん

(電)090・9526・9915へ。(福元久幸)