行き先表示をLED化 函館市電、車体改修終える

2021.12.22 05:00 北海道新聞

東京の整備工場で改修作業を行っていた

函館市電の「8101号」車両の車体が20日、駒場車庫(駒場町)に戻った。

函館市は、冬の融雪剤使用で腐食した床下を補修したほか、

行き先表示器を方向幕から発光ダイオード(LED)の電光表示に切り替えた。

 

 

動画 メンテ終了 真っ白な函館市電「8101号」

 

 同車両の車体は、2002年に製造された。

9月上旬に東京都内にある委託先の工場へ運び、床下や骨組み、内装を改修。

前照灯や車内の照明もハロゲンランプや従来の蛍光灯からLEDに変更した。

総事業費は6,350万円。

 

 この日は、真っ白に塗装された車体が大型トレーラーに乗せられ、同車庫に到着。

車体を大型クレーン車でつり上げ、台車に接続した。

市企業局交通部は、今月中にブレーキや電気系統などの点検を行い、試運転を実施。年

明けにも広告用のラッピング塗装を施し、来年1月中旬に営業運転を再開する予定だ。

(林篤志)

 

どんな会社のラッピング車両になるかたのしみですね